久々の恋愛小説です

誤字・脱字・文章力問題……等々、ございましたらニッコリ笑って許してね(*^-^*)
【恋愛小説・恋する気持ちを形にして】
彼と逢った久々の都会の週末は、人々でごった返していた。
私は彼と夕食を食べる為、少しほの暗い静かなイタリアンレストランの端の席に、向かい合って座っていた。
「でさー、今日はやっとアポ取れたんだけど中々契約には結びつかなくてさ~」
と、彼は先程からずっと仕事の話しばかりしている。
そんな彼に、うんうん…と頷き、頭の中では、私は来月逢う日の事ばかり考えていた。
来月は、彼の誕生日に加えクリスマスもあるではないか!!
「ねぇねぇ、来月なんだけど…」
私は彼の話しの合間をみて、予定について切り出してみた。
「来月?が、どうした?」
少しは気づいて欲しい……てか、気づいててはぐらかしてるの?
ちょっと不安になる私。
「あのね、来月は○○くんの誕生日だし、クリスマスもあるし…その…逢う日をどうするのかなー?って思って」
私はお酒が弱く、でも飲まないと聞きずらかったので、グラスのカクテルを一気に飲み、勢いをつけてそう聞いてみた。
すると彼は
「うーん。誕生日当日と週末は、友達とか家族が祝ってくれて、翌週は姉ちゃんの誕生日で、そのまた翌週は従兄弟の誕生日なんだよなー。ゲッ!!しかも月末は忘年会じゃん」
「何それ!じゃあ、全然逢えないじゃない!!」
私の声はワントーン上がり気味で、ちょっと責め立てるような口調になっていた。
「じゃあさー、平日の夜は?」
と、彼が提案してきたが、誕生日当日か週末ゆっくりしたかった。
と言うか、私より友達や家族取るかぁ??
「嫌だ。誕生日当日か週末じゃないと、イ・ヤ・です」
私が少し口が尖らせて言ってしまっていたのだろう。
彼は悪びれも無く
「えーっ?そこ、そんなに拗ねるトコかぁ?」
と、言ってiPhoneの予定表とにらめっこしている。
(拗ねるトコです。はい。)
心の中で、そう私は叫んでいたに違いない。
でも実際は、黙って彼をじっと見ていただけだった。
きっと声にだしたら、不満が次から次に出てきそうで……
彼は、ふぅーっとため息ついて
「不満なの?」
と、言ってきた。
うっ!
完璧に見透かされてるわ~。
いつもそうなんだよね。
私が顔に出ちゃうのか、分かりやすい性格なのか、彼が私を把握しているのか……
言いたい事がバレバレな事が多い。
私は少し深呼吸をしてゆっくりと言ってみた。
「別に不満じゃないけど。でも私、彼女だし逢う権利あるもん」
いや、もはや完全に“不満です”って、訴えてる私がいた。
今度は彼が黙ってしまう。
ムッとしたのだろうか?
しばらくしてから彼が鞄をごそごそと探り、小さな箱を出してきた。
その小さな箱は綺麗に包装され、リボンが掛かっている。
彼は照れくさそうに
「転職して初めての給料出たから、あげる。」
と、私に差しだし
「いつも自分勝手で悪いねー」
と、今度は目を合わさずに言った。
プレゼント!?
誕生日も忘れられ、去年のクリスマスも無かった事になっていたので、これには予想外だった。
「あ…ありがとう。開けてもいい?」
なんと無くぎこちなくなってしまう私がいる。
彼はニッコリ笑って頷いた。
その箱の紐を外し、綺麗な包装を剥がし、箱の蓋を開く。
ちょっとドキドキする瞬間。
中には金で可愛い石の付いた指輪が入っていた。
私の胸が急激に熱くなり、何かがこみ上げて来るのを感じた。
ヤバイ、泣きそうかも。
「してみてよ」
と彼に言われ、右手の薬指にリングをはめてみると、少し大きかった。
「あれ?大きかったのかよ~(*_*;」
ガックリ来ている彼に、涙がポロポロ出てきた。
もちろん、嬉しくて。
「ごめん、サイズ変えて来るから泣くなよ」
彼は困ったように私に言ったけど、私の涙は止まらなかった。
「いいの!これがいいの!少し大きくても、選んで買ってきてくれた、これがいいの!!」
私は笑顔なのに涙…という変な状態で必死に言っていた。
「だって、おっきいじゃんか」
彼は不思議そうにそう言ってきたが、
「初めての給料で、初めてのプレゼントだから、このままがいい!その気持ちが嬉しかったの!ありがとう。」
と、私がそう言うとなんと無く納得したようだった。
帰りの電車で、彼から
『気をつけて帰れよ~』
のラインが入る。
私は右手の薬指のリングを見ながら
『指輪、ありがとう♪めちゃくちゃ嬉しかった』
と返信する。
暫く間が空いてからまた彼からラインが届いた。
『もっとちゃんとしたの買えるようにがんばります!』
どんな物でも、高く無くても、サイズミスあったとしても
《恋する気持ちを形に》
して貰った気がして。
貰った指輪を反対の手でギュッと握りしめ、胸に押しあてている私がいた……
☆Fin☆
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