しばらくは、リハビリと高圧酸素治療の毎日だと思うのですが、
結局、治療中は仕事が出来ません。
有給もたんまり残ってるはずですが、
それを消化したあとは?

本日、本社から総務の責任者が
お見舞いがてら訪れてきたんですが、
その人の話しによると、

・社会保険の制度を利用して、医療費は毎月10万ほどで打ち切りに出来る。
・収入に関しては、2/3が保険から保障される。
・手続きに必要な書類は会社で直ぐに用意する。
ということでした。

嫁は、俺の治療費を稼ぐために
働く気でいるようですが、
外で働くのがあんまり好きではないようなので、
出来るだけ、保障の中でやりくりできたらなぁと考える次第です。
結局、来月から、いくら手元に入るんだろ?

会社としては、地位も立場も空けたまま
復帰を待ってくれるようですが、
さすがにその間、給料は支給されないと思うので、
今後の生活の心配が残りますね・・・。

入籍を機に、保険に入る予定でしたが、
保険に入るちょっと前にこんな事態になって、
本当、タイミング悪いなぁと実感したのでありました。
初めてリハビリルームに行く日です。
11時からでしたが、
嫁も応援のために駆けつけてくれました。

車椅子にも1人で乗れない状況なので
リハビリを通じて、
下半身の動かなさをさらに実感しそうで怖いというのもありますが、
これが復帰への鍵だ、という気合いもあり、
複雑な気持ちでルームに向かいました。

スタートは、立ち上がるところから。
これだけでも怖いです。
何せ、下半身の感覚ないですからね。
理学療法士に支えられ、平行棒に捕まりながら
何とか立ったものの、
めっちゃ不思議な感覚です。

まるで、上半身だけを切り離されて
ゴムボールに乗っけられた気分なんです。
平行棒に捕まった手を離したら、直ぐにでも倒れそうな感じです。
理学療法士さんは、
ちゃんと立ててますよ!足に力も入ってます!と言いますが、
その自覚がありません><

よくよく考えたら私の身長は173cm。
この高さに頭があるって怖いことだなぁと思いました。
しかも支えてるのは、感覚のない、不安定な脚2本だけです。

そのあと、平行棒に捕まりながら歩く練習もしました。
一応、脚が前に出るのは発見でしたが、
やっぱり体が何かに乗っけられてるのうな感覚です。体の重心をどこに持っていったらいいのかもわからない、
バランスボール状態です。
足に力が入ってるのかどうかも分からないので、
いきなり膝が抜けて倒れそうな感覚に陥り、平行棒を握る手にどんどん力が入ります。
1往復もしたら汗びっしょりでした。

改めて、歩くことの難しさを知ったリハビリ初日でした。
手術後、初めての日曜日です。
嫁も疲れ切ってるので、なかなか起きられないらしく、
無理して来なくていいよ、とメールしておきました。

日曜日はリハビリもお休みみたいで、高圧酸素治療のみです。
お腹がスッキリしたので、ご飯は完食出来るようになりました。
これで自分でトイレ出来るようになれば文句なしなんですが・・・

自分の下半身がこれからどうなるのか、
本当に心配です。
立って歩けるようになったとしても、
じゃあ排泄は?とか、子作りは?とか
考えれば考えるほどハードルが上がっていきます。
まだ車椅子にすら乗れない状態ですから不安ですよね。

ほんの一週間前、こんな状況になるなんて、想像もつきませんでした。
本当、世の中なにがあるか分かりませんね。
一寸先は闇、とはよく言ったものです。
私は病気の発見によってこうなりましたが、
事故で脊髄を損傷される方もいるでしょうし、
それもやはり「一寸先は闇」だと思うんですよね。
下半身が動かないのは、本当に不便です。
でも、上半身が自由に動くのが凄く幸せに感じます。
昨日から高圧酸素治療と、リハビリがスタートしました。

高圧酸素治療は、
酸素濃度を高め、2気圧にした空間(カプセル)に90分入るという治療です。
野球選手か何かが昔やっててニュースで見たことある気がします。
手術で出来た怪我の修復を早く行うためのものかな?
神経にも多少効いてくれたらいいんですが。
透明のケースに入り、密閉されます。
透明なのでそこまで閉塞感はなく、
外にあるテレビが観れるので、退屈はしないです。
しかし、気圧が上がるので耳抜きが忙しいですね。
飛行機とかに乗り馴れていない人は苦労するかもしれません。
これも2日目になると少し油断が出たのか、
右耳の耳抜きが上手くいかず、ヘルプ!一旦気圧を下げて貰いました。

リハビリは、まだリハビリ室に行くのは無理だろうということで
理学療法士が、部屋に来てくれました。
どれぐらい体が動くかのチェックをしてると、ブリッ・・・と。
まだ、昨日のフィーバーの続きがきて、リハビリタイム終了となりました。。。
実は手術前から便秘でして、
今思い返せば既に神経やられて腸の活動が落ちてたのかもですが、
昨晩、下剤を飲んだんですね。
それが大フィーバーを起こしまして、
汚い話しなので言葉を濁しますが
トイレに立つことも出来ないので
おむつの中でブリブリ状態です。

何度もナースコールで看護師さんを呼びながら
何度も清掃して貰うのも申し訳なくなってきて、
3回ぶんぐらい溜めてから呼ぶようになりました。

入院生活といっても、そこそこ忙しくて、
点滴や、血圧・手術痕・足の動きなどのチェックなどは頻繁ですし、
食事も朝昼晩ありますので、その上何度もお漏らししてると
ゆっくりする時間がないんです。

1回のおむつ清掃で30分ほどかかります。
この日も朝から嫁が付き添ってくれてたので
色んな会話とかもしてたんですが
何度もおむつ清掃で中座とやってるうちに
落ち着いて話しが出来ませんでした。

排泄って重要だな、と思いました。
また、この状況が回復出来なければ
まともに生活出来ない気がして
少し恐ろしくなりました。
一通り術後の検査が終わると、
一般病棟に戻ることになりました。
私が手術をしている間、嫁の母親も駆けつけてくれており、
一般病棟に戻った時には2人で待っていてくれました。

嫁の母親には、本当に
「ごめんなさい」でした。
第一声は、それでした。
目を合わせるのもはばかれるほどです。
ご両親の許可を頂き、結婚を認めて頂き、
それなのに入籍の4日後には下半身がほとんど動かないという状態。。。
結婚式も1度キャンセルせざるを得ないよな・・・
そんなこんなで、義理母に対しても、申し訳なさすぎて・・・

リハビリ死ぬほど頑張って、
絶対に復活してやる!
再度、気合を入れ直しました。

その日は、嫁も義理母も、
面会時間ギリギリまで付き添ってくれ、
身の回りのこと、世話を焼いてくれました。
ちなみにうちの実家は、遥か3000kmほど離れているので(病院は札幌、実家は熊本)、
母が見舞いに来るというのを丁重にお断りしました。
そんな旅費あるなら治療費をくれ・・・
午前4時ぐらいに血圧とか体温とかはかられてる時に意識がはっきりしました。
足動きますか?と言われたので、動かしましたが
両足とも、全く感覚がありません。
あー、これヤバイやつだ、と思いつつ
「動きません」と報告しました。

背中をがっつり切って、骨と筋肉を切り離して
背骨削って脊髄開いて腫瘍を取り出した割に、
背中の痛みが少なく、術後の傷の痛みとかにビビッてた私は何と無く安心しましたが、
足が動かないのは大事件です。

それから1時間おきぐらいに
何度も血圧と体温と足の動きチェックと、とありました。
足、動かなねぇ!と思ってたんですが、
ガシャーン!と音がして気づきました。
足が動いてないんじゃなくて、動いてるけど、動いた自覚がない、てやつでした。
目を下に向けてみると、ちゃんと足が動いてました。

足が動く、というのと、歩ける、というのは別次元ではありますが、
動かないより動いた方がいいのかなぁ、と思いながら、
少し安心しました。
昨晩は、特別に嫁も病室に泊まらせて貰いました。
それぞれ、報告しなきゃいけない人たちもいますし、
今後のことも話さなきゃいけないし、ですね。

手術は14時スタートということで、
それまで特にすることはないので、
風呂に入ったり、嫁と話したりしていました。
排尿に難ありなので、導尿のカテーテルがついていて、神経の腫れを引かせるための点滴が入っているので、
それが邪魔でしたが。

結局、前の手術がずれ込んで16時前に手術がスタートです。
心電図や血圧や点滴や酸素マスク?や、色んなものが装着され、
麻酔スタート!て状態から、ものの数分で夢の中ですね。

うつろな意識の中、
看護師?みたいな?人に声をかけられて、
そっちを見たのはうっすらと覚えていますが、
意識がある程度はっきりしたのは翌朝の朝4時頃でした。
ずっと背中が痛く、最近は特に痛みが激しさを増していました。
整形外科に行くと、ヘルニア気味かも?
でも、他の整形外科だと椎間板も正常と言われたり・・・。
内臓からくる痛みかもしれないので、内科にもかかりましたが、
特に異常はないということで、整形外科で出された痛み止めを飲み続ける状態でした。

そんなある日、気張っても何をしてもおしっこが出なくなりまして、
それで早朝4時ごろに救急外来で泌尿器科へ!
なんとかカテーテルで尿を放出した後、
そこの医師から、診察時間になったらまた来て検査した方がいいよ、神経からきてる症状かもだし、と言われたので
早速仕事を遅刻扱いにして診察時間を待ち、病院で検査を受けました。
しかし泌尿器に問題はないということで、脳神経外科の紹介状を書いて貰いました。

午後からは脳神経外科でまた検査です。
そして緊急入院ということになりました。
展開が早すぎて飲み込めない状態でしたが、
仕方ないので入院の手続きを行い、部屋に通されたあと、MRIの検査なども行ないました。

外来の診察の時点で、脊髄に重大な疾患があるということは分かったようなのですが、
その原因が分からなかったので、とりあえずMRI検査で脊髄を見てみよう、と。
外来の医師はこう言いました。
「MRIは1日1回しか受けられないので、脊髄全てを検査するのには数日かかりますが
とりあえず、1番痛いと言っている場所の撮影をしてみましょうか。」
しかしですね、MRI撮影後、入院病棟?に寝ていましたら、またMRI撮影します、と。
今度は造影剤付きで、という話しでしたが、1日1回ルールはどこにいった?と思いつつ、何だかヤバそうな気がしたんですよね。

二度目のMRIのあと、医師からの説明がありました。
脊髄の中に腫瘍があり、破れて出血してること。
すぐに手術で取り出さないと状況はどんどん悪くなること。
手術が成功しても、1度ダメージをうけた神経は元には戻らないので、
どこまで回復できるかは分からないことなど、
目の前が真っ暗になるような事実を突きつけられました。
3日前に入籍したばっかりの嫁は隣で号泣です。

下手したら車椅子生活、
排尿、排便は?
再び歩けるようになる?
でも、手術しないと、確実に悪くなるわけです。
迷うような二択ではないと思い、即決で手術の承諾をしました。
翌日、さっそく手術です。