元児童問題研究者だからできる
子どもの心と体を強くする
ハイパフォーマンス家庭料理研究家
冨田なおこです
こんなお悩みが私のLINE公式アカウントに届きました。
<賢母塾では、生の野菜を多く使ったお料理を作っているようですが、うちの子どもは野菜が苦手なので、食べられないと思います>
というもの。
このようなお悩み、実はたくさんの方から寄せられます。
野菜を食べるというと、どうしても
サラダ
煮物
お味噌汁の具
お浸し
が多いのではないでしょうか?
カレーやシチューだと比較的食べてくれるという方も多いかと思います。それは、カレーやシチューの味が濃いから、なんとかごまかせているのでしょうね。
お子さんが野菜を食べてくれないと、心配・落胆・・・などなど、ママの心の負担もあるかと思います。
野菜を食べてくれないお子さんは、野菜の美味しさを知らないのです!味覚もまだまだ発展途上の子ども。
焦ることはありません。
はっきり言います!
生の野菜と果物は食べた方がいい。
人間には、体内酵素(代謝酵素と消化酵素)がありますが、量は一定量しかありません。
消化酵素は、食べたものを消化するために使い、代謝酵素は、心や体の活動に必要です。
生の野菜と果物には、食物酵素が含まれているため、人間の体に入ってきた時に、消化酵素を殆ど使わずに消化ができるため、
体内酵素の殆どを代謝酵素にまわせるため、デトックス効果、心もポジティブになり、ハイパフォーマンスを発揮できます。
しかし、残念なことに、食物酵素は、48度以上の加熱をすると死滅してしまうため、加熱した野菜には残っていません。
ですから、ハイパフォーマンスを発揮したいお子様には、必要なものなのです。
では、野菜が苦手な子どもにどうやって食べてもらうか?
苦手意識があると、少量を無理矢理食べることができたとしても、それではますます嫌いになるだけ。
嫌なイメージを植えつけてしまうと、<野菜嫌い>の大人になってしまいます。それでは、親の手が離れたら食べなくなってしまいますよね。
それでは、本末転倒です。ハイパフォーマンスは、親の手を離れてからも発揮してもらわなければならないのですから。
↑この写真のおせんべい。実はズッキーニが1本丸々入っています。が、味は醤油せんべいです。息子の大好物。
野菜は、野菜の姿をしていないとだめですか?
野菜が姿を変えて、こっそり入っているスイーツを食べてくれたら、それでしっかり栄養を取れていたら?
最初はそれでもいいのです。
そのスイーツを気に入ってくれて、しばらくしたら、「実は野菜が入っているのよ!食べられてすごいね!」と誉めてあげれば、野菜への印象も変わります。
スムージーでもいいのです。チョコレートシェイク的なスムージーにこっそり野菜を入れて、後から誉めてあげる。
↑とっても栄養価の高いチョコレートシェイク。いくらでも野菜は隠せます。
すると!
どのような形であってもしっかりと生の野菜と果物を食べておけば、栄養素はしっかりと体に吸収され、パフォーマンスは上がります。
野菜の姿をあえて見せる必要なないのです。
野菜苦行は、野菜嫌いになる可能性が高くなります。そして、作り手のママにとっても「また食べなかった・・・」という苦行になります。W苦行ですね・・・。
せっかく農家の方が思いを込めて作ってくださった野菜。楽しく食べられた方が幸せです。
苦手なお子様には、できる限りのいいイメージを持たせてあげてください。
特に、受験や試合などでパフォーマンスをあげたいお子様にとって、食事までも苦行にする必要はありません。
食事は楽しく幸せなものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。