二十四節気を素晴らしい料理で表現し、ミシュランガイド東京で2014,15年と2年連続1つ星を獲得した恵比寿「くろいわ」。
予約がとりずらいお店ですが、常連さんにお誘いいただき伺いました。
この日はいつものように食関連の友人と一緒ではなく、食事を介して個室でゆっくりとお話をすることが目的だったので、お料理一品一品の説明を細かくメモすることはしませんでした。
でもあまりにも素晴らしかったので、画像だけでも紹介を。
タレはつけずにフレッシュな山椒といただく穴子。
椀物
土佐醤油のジュレといただくお造り。
目を奪われたプレゼンテーション。
まるで、春を愛でに野掛けにでかけたよう。
器は笛を模っています。
玉手箱の中は魚の卵。
真ん中の雲丹のジュレが辛口の日本酒によくあいました。
今年最後の筍だそうです。
こちらも山椒を効かせてあります。
口直しのジュレ。
伊勢海老のしゃぶしゃぶ。
身をお湯にくぐらせほんのり温かくなったところを、海老味噌のタレでいただきます。
聴覚を抜かした四感を総動員して堪能しなければ・・・と感じるお料理が続きます。
土鍋で三合炊いたご飯。
香の物のあとは卵の用意もあります。
残りはおむすびにしてお土産に。
鮑蕎麦。
これは初めての鮑のいただき方。
干菓子
お薄と一緒に女将手作りの半生菓子。
料理長の故郷での山菜採りを表現したそう。
お茶室に移動していただくこともできるそうです。
2Fがカウンター、1Fと3Fが個室。
この日は1Fの個室にいましたが、配膳されるたびに料理長か女将がいらして丁寧にお料理の説明をしてくださいます。
何故このお料理にしたのか、日本の四季折々、二十四節気を交えてのお話は、和食の奥深さを実感させてくれます。
旬の美味しいお料理をいただくというだけではなく、食文化に触れて食事ができる醍醐味は、またこちらに伺いたくなる大きな理由。
紹介してくれた友人も、私がそこを楽しむだろうと思ったそうです。
まだお若い料理長と女将の息の合ったサービスと心遣いで、初めて訪れた私にもおもてなしの心意気が120%伝わってきます。(これは友人にも感謝なのですがね。)
これもミシュランの星を獲得した一因でしょう。
色々な意味で「特別」だった一夜。
大切な会食には、私もこちらにお客様をお招きしたいと感じたお店でした。
住所: 東京都渋谷区恵比寿4-11-12
電話: 03-5793-9618
恵比寿 くろいわ (懐石・会席料理 / 恵比寿駅、広尾駅、代官山駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5
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