ここ最近、天ぷらをいただく機会が増えました。

若い頃は胃が揚げ物を受け付けなったのですが、アラフォー以降少しづつ大丈夫になり、(もしかして体重の増加はこのため?(笑))今や天ぷら屋さんの暖簾をくぐることもできるようになりました。

 

天ぷらのネタは魚介類と野菜類、食材の総量も少な目です。

でも衣がついているので、美味しさの印象が強く満足度も高い。

(昔の苦手意識のせいか、食中酒も少な目・・・これがいいのかな?)

 

逆説的に思われるかもしれませんが、私にとっては、美味しい(ここ大事!)天ぷらは、ヘルシーなメニューなのです。

 

 

先日、お祝い事で集まった六本木「すずな」

 

 

カウンターがある個室で、揚げたての天ぶらを楽しみました。

美味しさと創造性がとても印象的だったので、紹介しますね。

 

いただいたのは「季節の土鍋ごはんと厳選素材の天ぷらコース」です。

 

 

大将の横山栄治氏自らネタの紹介を。

 

 

季節によってかわる食材。

この日は、帆立(函館)、きんき(網走)、わかさぎ(函館)、たらば蟹(網走)、行者大蒜、長茄子、蓮根

そして、自家製燻製の牡蠣(厚岸)

 

燻製した食材の天ぷらは初めて!

 

 

 

逃げないように椀型の器に入った、ぴちぴちの車海老(鹿児島)

 

どの食材も目利きの手になることが感じられる美しさ。

色鮮やかで形も整っています。

早く天ぷらでいただきたいです!

 

逸る気持ちを抑えて、

 

 

「加賀鳶 極寒純米」

お米の旨みが前面にでてくる辛口です。

 

 

 

先付「すっぽんの煮凝り、菜の花のお浸し、煮蛸」

 

既存のコース以外にも、事前の相談で様々なコース内容に対応できます。

すっぽん鍋もやるので、先付にすっぽんの煮凝りが出てくるのです。

 

 

 

お造り「河豚刺し」

 

少し厚めにひいた身の美しいこと!

 

紅葉おろしと青葱のポン酢が引き出す上品な甘みと、口の中にまとわりつく程よい弾力性のある厚み。

まずは身だけの旨みを堪能します。

 

 

 

次は、こりこりとした皮と目葱を艶やかな身で巻いて。

余すところなく河豚刺しの醍醐味を味わえます。

 

淡泊な美味しさゆえ、本当に美味しくいただける河豚刺しにはなかなか巡り合えませんが、こちらのお店、お薦めです!

 

そして主役の天ぷらの登場です。

 

揚げ方は、藤村幸生氏。

 

 

調味にもこだわりが。

焼き塩にレモンを絞ったもの、青のり塩、おつまみにもなる大根おろしと天つゆ、藻塩。

素材によって美味しくいただけるものを教えていただけます。

 

 

 

「車海老の頭」

パリっと崩れる程よい硬さにかりっと揚がり、殻にも海老の美味しさが感じられます。

藻塩をパラっとかけて。

 

 

身は焼き塩レモンで。

サックリとした衣の歯ざわりの後から、海老の甘みが湯気とともに口いっぱいに広がります。

湯気とともに味わう食材の美味しさに、衣の偉大さを感じます。

 

 

 

「蓮根」は青のり塩と

 

 

天つゆ大根おろしで。

 

シャキシャキ、ほっこりとした食感。

 

 

「たらば蟹」

筋状にホロホロと崩れ、甘みが迸り出ます。

レモン塩で甘みが強調されます。

 

 

「長茄子」

 

 

瑞瑞しさが残る長茄子は、天つゆ大根おろしで。

 

 

 

「わかさぎ」

わたのほろ苦さがとても美味。

 

 

 

「行者大蒜」

青っぽい香ばしさが鼻に抜け、淡白な美味しさが続いたあとに良いアクセント。

 

 

「帆立」

青のりを巻いて揚げてあり、そこに青のり塩をかけて、ダブルで磯の香りを楽しみます。

 

 

「サラダ」

白ごまペーストが入っているのでしょう、言わば和風のサウザンアイランドドレッシング。

瑞瑞しいサラダで食べ疲れを防ぎます。

 

 

「王禄 山廃純米無ろ過生酒」

これから旨味の強い食材になるので、濃厚な旨味を持つ日本酒を合わせました。

 

 

「きんき」

余分な水分と脂が抜けて、凝縮した旨味を藻塩で。

 

 

 

「燻製牡蠣」

燻製前に下味をつけた牡蠣を、フレッシュさを充分残すように揚げてあります。

これはレモン塩。

 

どの食材も、熱が入ると衣の中でどのように変化していくかを”透視”しながら揚げているかのように思える天ぷらでした。

食材の”個性”を浮き彫りにしたかのような揚げ方。

美味しい部分を前面に引き出し、食材がその美味しさを存分に表現できるように、熱と衣で”身支度”をさせてあげるような。

食材に対する愛情を感じました。

 

 

 

「茶碗蒸し」

蓋を開けると上品な出汁の風味が香ります。

 

 

「トリュフの土鍋ご飯」

 

 

 

トリュフの芳香さがお米一粒一粒にまとわりついて、一口噛むごとに口内にトリュフが香ります。

 

最初にそのまま何口かいただいて、そのあとは・・・

 

 

なんと半熟に揚げた卵の天ぷらを崩して、TKGにしていただくのです。

白身には完全に熱が入り、より濃厚になった黄身がトリュフの香りとよく合います。

天ぷらの可能性の広がりを感じる一品です。

 

 

 

最後は、出汁茶漬けで。

 

残ったご飯は、おにぎりにしてお土産にいただきました。

 

 

水菓子は「ルビーグレープフルーツのゼリー寄せ」

 

最後まで美味しさを堪能できた食事でした。

 

精進料理やお鮨の経験も長い横山氏。

事前の相談で、コース内容は様々に対応できます。

土鍋ご飯のかわりに握り鮨も大丈夫。

 

記念日や特別な食事会にもピッタリだと思いました。

バースデーケーキも手作りしていただけるそうですよ。

 

私たちが予約したカウンター個室は4名までですが、

 

 

掘り炬燵のお座敷は5名まで対応。

 

 

ゆったりと席が設けられたメインダイニング。

こちらで水槽を眺めながらのお食事も楽しそう。

 

希望があれば6名~貸し切りもできるそうです。

 

 

最後まで心がこもったおもてなし。

両親世代も安心して連れて行ける、貴重なお店です。

 

【六本木 すずな】

住所: 東京都港区六本木5-18-20 六本木FIVE 202

電話: 050-5571-3589

六本木すずな割烹・小料理 / 麻布十番駅六本木一丁目駅六本木駅
夜総合点★★★★ 4.0

 

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