バースの最後の夜は、イギリス最古のティーハウスといわれる1482年オープンの「Sally Lunn's House サリー・ランズ・ハウス」でディナー。
フランスからイギリスに亡命してきたパティシエール サリー・ランの「Bath Bun バース バン」が有名なティーハウスです。
室内は15世紀の当初を思い起こさせるインテリア。
天井も低く、暖炉も小さめです。
私たちの席はほとんど卓上のキャンドルの光りしかなく、写真を修正してもコレが精一杯(笑)
でも雰囲気はとてもいいですよ〜。
前菜は「レモン プローン カクテル」
レモンとディルマヨネーズであえたリーフとエビのサラダ。
メニューを見た時は、小エビのカクテルのような物を想像していましたが、サラダ仕立てでした。
見た目はヘビーですが、レモンの酸味とリーフがタップリなので爽やかな風味。
ルッコラやマーシュ、ジェムレタスなど、バースではフレッシュリーフがよく使われます。野菜はゆで過ぎの味がぬけたもの・・・という一昔前のイギリス料理のイメージは今はもうありません。
メインは「ランプステーキ バジルバター添え」
お肉の下にあるのは、「Trencher トレンチャー」。
1500年くらいにお皿が発明される前は、「トレンチャー」とよばれるパンがお皿の役割を果たしていました。ジョージ王朝時代までその習慣は続いていたそうで、肉汁や上にのせたものの味が浸みるように作られていて、食事の一部として食べたそうです。
メイン料理は、甘味、塩味両方にあうサリー・ランのバンをトレンチャーにしてサーブされます。
ふっくらしていて酸味と甘味のあるバンはそのままでも、肉汁を吸ったところも美味しくて、ペロリ。
予期せずにジョージ王朝の食卓を体験でき、ラッキーでした。
食事が終わったのは21:30頃。
クリスマスマーケットの賑わいは消え、街は静まっています。
体感温度は0℃くらい・・・
見上げるとバース寺院が薄い霧の向こうに見えます。
明日も寒いだろうな〜。
【Sally Lunn's House サリー・ランズ・ハウス】
住所: 4 North Parade Passage
電話: +44 (0)1225-46-1634
・Twitter:https://twitter.com/wakamido1629
・Instagram:https://www.instagram.com/yuki.kusama/
・食べログ:http://tabelog.com/rvwr/cuisine3137301/
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