昨日は早松茸の土瓶蒸しで終わりましたね。
今日はいよいよ主菜です。お酒もかえました。
土瓶蒸しまでが右側の酔鯨。鯨が酔っ払うほど美味しいお酒だそうです。食事と併せると旨みが膨らみ、これまでのお料理をなかなかうまくサポートしています。
次に選んだのは20度の超辛口の鬼辛。ソムリエによると「口直し」に勧めることもあるそうです。
日本酒の超辛口は個人的に大好きです。食事との「掛け算マリアージュ」ではなく、「引き算マリアージュ」も私にとっては、美味しくたくさん食事をいただく際に大切なこと。
主菜を一口食べ、鬼辛を飲んだら、この選択が正解だとすぐにわかりました。
主菜の大川村はちきん地鶏のソテーです。どっしりとした身の味わいと香ばしくて甘みがある皮と脂が特徴の地鶏。梅とはちみつをベースにしたソースで食べました。付け合わせは有機里野菜。これも軽い苦味、甘みなどの味としゃきしゃき感、ほっこり感など食感のバリエーションが楽しめました。
これだけ味がしっかりして、なおかつはちみつなどこってり感もあるお料理、鬼辛をあわせると、口の中がさっぱりして、又一口食べたくなります。お料理とお酒の相性がよいとどんどん美味しくお腹に入っていきます。
次が旬糸南京。ちょっと見ずらいのですが、カボチャを細~い糸状にしたものをお素麺にみたてて鰹出汁のかけ汁でいただきます。発想が面白いのと、カボチャの甘みと海老の甘みがかけ汁で引き立てられています。
土佐山のきたあかりとジャンボピーマンの天麩羅仕立てです。
衣のお料理の美味しさを残しながら、鬼辛はやっぱり口の中をさっぱりさせてくれます。
そして、オーベルジュに向かう谷川で釣りの風景がみえた雨子です。鮎よりは苦味が少ないけれど、川魚特有の清々しいコケの香りがきちんと感じられる美味しいお魚でした。塩でくるまれたヒレと尻尾以外キレイに完食!
鬼辛もすっかり空きました。
〆のご飯です。
土佐ジローという地鶏の卵かけご飯と蛤の赤味噌汁です。私は生卵が苦手なので、とろろにしてもらいました。
東京出身ですが、家でのお味噌汁は赤味噌を使っているので、嬉しかった。
お米も土佐山のものです。美味しい。オーベルジュの周りにも田んぼが広がっていて美しかったです。
最後はデザート。トマトのはちみつと白ワインのコンポートと煎茶アイスです。
土佐山のトマトは少し小粒でとても甘いので、コンポートは正解!抹茶ならぬ煎茶アイスは初めてでしたが、少しタンニンを感じられるので、甘みが苦手な私も美味しくいただきました。新茶葉の煎茶とよく合うこと!!あと土佐山ならではの「若返りの水」ごくごく行っちゃいました。
オーベルジュで和食?と最初は思っていましたが、食事が進むにつれ、高揚感が。デザートの甘み具合の含めて、大満足の夕食でした。
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