sleeping cat* -97ページ目
帰ってみたいときがある
あの日の自分に
もう一度 会ってみたいと
思うときがある
純粋に 前だけを見つめ
ただただ 進んでいた頃の
自分が見ていたあの空に
いろいろな時が通り過ぎ
変わっていく自分の姿を写しだし
変わらぬ空に
すがりつきたい自分が
そこにいる
もう一度 会ってみたい
あの日の空に
祈ろう
この世に神より与えられし命ある
禽獣草木の全てを愛しみ
暮らしたいと・・・
水が流れる
絶え間なく流れて
やがては滝となり
瞬時もとどまらずに大海へ流れ去る
森羅万象全てが音を立てて流れる・・・
天馬がそれを導く
天へ 未来へ 宇宙へ 希望へ
水の流れ落ちる音は時の流れる音
禽獣草木の命の音
天長地久の番人が
優しく時には険しい眼差しで見守っている
祈ろう
この無常なまでの人の心の哀れさを
祈ろう
人の心にやすらぎと
思いやりが目を覚ますまで・・・
祈ろう
未来永劫・・・
いま何気なく空を見上げてふと考える・・
なんで人として生まれて来たのだろう
なんでこの大きな空になれなかったのだろう・・
この大きな空になれたら
いつでも大好きなあなたを見ていられるのに
なんでこの大きな
時になぜかせつなくて
不意に涙があふれたり
時に心が熱くなり
抑えてる気持ちがあばれだす
時になぜか悲しくて
心の思いの淋しさを埋められなくて
時にあなたに何かを伝えたくて
強く強く願ったり
あなたを好きなのはとても大変
だけど・・・・だけど・・・・
あなたが好き・・・・
あなたが好きな自分が好き・・・・・
夢の記憶の中で
新たな航海が始まる
希望を抱いて
深い眠りに付いた時
幻想の世界へと
扉が開かれた
蒼く光輝く漣
無数の宝石の雫
異国の大地を
幾つも後にして
何を探し何を求めて
いるのかが見付るまで
航海は永遠に続く
私は夢の刻を生き続ける
儚い海賊
不思議な夜が来る
秋の最中に春風の香り
真夜中なのに
私 おはようって訪ねるの
真夜中なのに
私 温かさを感じているの
漏れる月明かりに照らされて
見えない穴でにらめっこ
紅い眼 並べて
貴女らしさが笑えば
私らしさも笑う
赤い色のある部屋で
乾かぬ瞳 ふかふか輝かせ
飾らぬ想いが馳せている
ここまで 歩いてきた道も
これから 歩いてゆく道も
いつも2人でいることが
あたりまえであるように
過ごした時間の重さだけ
2人の未来は続いてる
... 遠い未来へ続いてる
あなたという煉瓦で
万遍無く埋め尽くされた要塞に
わたしは静かに住み続ける
心の隙間を埋めている
あなたという煉瓦がなくなったら
わたしは流離人になるのでしょうか
音を立てて崩れてしまった
廃墟に立ちすくむ姿を想像し
無になる日を恐れ
わたしは蒼に染まる
お願いよ
どうかこのままわたしと共に
紅い煉瓦を永久に積み上げて
心のどこかで求めてるのかもしれない
もし裏切られたら
もし失望させられたら
恐い・・恐い・・・
心の奥底でそう感じてるのかもしれない
私自身が自分を愛して
自分の心を大切にして
愛を実感できれば
満たされない想いに
解放される時が来るかもしれない
外は雪が舞っている
冬籠りをしていた心が
一足早く春の息吹を覗かせようとしている
貴方に逢えたから
私の心が許し始めている
のどかで穏やかなひと時・・・
あなたといたい
そう私の心が望むから
今、私の心は春の日を
ゆっくり ゆっくり 待っている
外はまだ雪
さようなら、名残の雪よ
私はもう歩みを止めない・・・