相談者に寄り添うけいちょうのコツとは?
オンライン社会となった昨今では色々なサービスがインターネット上で提供されています。
Cuddle(カドル)のサービスもインターネット上で提供しています。
わざわざ足を運ばなくても24時間365日好きな時にいつでもメールや電話で悩み相談が出来るサイトとしてオープンしました。
サイトをご利用のお客様からは、たくさんのご意見をいただき、時にはわたしたちが気が付かないこともご指摘いただいたり、大変勉強になっております。
お客様の中にはカウンセラーとして活動している方もおり、Cuddle(カドル)の相談員ならどのように対応してくれるのかなど勉強を兼ねてスキル向上の為にご利用される方も多いようです。
今回は今までいただいたご意見から考察し、相談者に寄り添う傾聴(けいちょう)のコツをお伝えします。
Cuddle(カドル)のような相談サイトを利用するのはどんな時でしょうか?
・周りに相談しにくい内容
・話す相手がほしい
・自分と相性が良い相談員を見つけたい
・会社の産業カウンセラーに相談するのは不安
・無料相談サイトはほとんど繋がらない
・無料相談サイトは担当者が毎回変わる
など、その他にも様々な状況があります。
ましてや相談内容は多岐に渡り、例えば恋愛ひとつとっても十人十色です。
また、万人に通じる答えというのは存在しませんし、資格は相談する側にとって安心材料にはなりますが有資格者だからといってスキルがあるとは限りません。
心がけるべきことは相談者に寄り添いヒヤリングをするということです。
自分本意な意見を押しつけたり、相談内容に隠された意図や想いを無視した傾聴はNGです。
相談内容に隠された意図や想いを理解することは傾聴する上で重要な事項となり、丁寧に聞き取りをすることで、相談者が何を求めているのか把握します。
・ただ聞いてほしい
・肯定してほしい
・サポートしてほしい
・改善点を教えてほしい
・意見を聞かせてほしい
など、大きく分けて上記5つの「~ほしい」ではないでしょうか?
そして、相談者の気持ちや相談者の取り巻く環境を俯瞰してイメージしながら言葉や抑揚、文章に隠されているシグナルを見逃さないことが相談者に寄り添う傾聴(けいちょう)につながるコツになります。
Cuddle(カドル)では実際にメール相談での傾聴(けいちょう)を行った事例を抜粋してご紹介いたします。
相談者:O.S様(45歳サラリーマン)
※相談内容の開示はO.S様の了承を得た上で掲載しております
相談内容:妻との仲。私は妻と子供がおり、両親も同居しています。今回は妻について相談します。妻はタロットカードなどに興味を持ちSNSへ投稿したり鑑定士として活動を始めました。このこと自体は良いのですがコロナという時期なのにも関わらず緊急事態宣言下の中、不特定多数の人が集まる対面ブースに参加したり出演するようになってしまいました。その結果、コロナ陽性が発覚し私たちは濃厚接触者となりました。その後、私は陰性でしたが子供が陽性、両親は結果待ちの状況で体調が二人とも芳しくありません。健康で元気だった両親の体調が崩れたのも妻が鑑定士として外に出てからです。このような状況になったことから反省していると思ったのですが、陽性でも本人は元気で陽性を隠して他のイベントにも参加すると聞かず喧嘩になり険悪な状況です。それと素人に毛が生えたくらいでお金をもらうほどの力は妻にないですし、我が家はお金がない方ではありませんが、妻が鑑定士を始めてから何に関してもお金が先行してお金への執着が強くなり、以前の妻ではなくなってしまいました。とにかく子供は今後学校へも行きますので妻の軽率な行動で周りの人にも感染してしまうような大惨事になるのではないかと不安しかありません。妻を止めるにはどうしたらよいのでしょうか?
対応者:Kaira相談員
※返信内容の開示はKaira相談員の了承を得た上で掲載しております
大事な奥様の変化に戸惑いがあることが文面から伝わってきました。大変おつらかったと思います。Oさんのおっしゃる通り緊急事態宣言の中、参加するというのは適切ではないでしょう。奥様を止めるにはどうしたらよいかとのことですので、結論を申し上げますとご自身は元気でも陽性という事実がある以上、それはご家族だけではなく周りの方にも影響を及ぼすということをしっかり話し合ってみてください。ましてや緊急事態宣言を破ってまで参加しなくてはならないことなのか奥様に冷静に問うてみてください。わたくしも奥様と同じように占いセラピストとして活動を行っておりますが、生きている上で必要な食べることや健康維持に関することならまだしも、占いは娯楽に入りますから時世の折、対面での鑑定は避けオンラインで行うよう配慮をしています。ご自身さえよければいいというのは鑑定士の本質を問われる事項で、その軽率な行動が感染拡大につながってしまったり、ブース出展元の会社へ非難が集まってしまったり思わぬ影響やトラブルへ発展してしまうこともあります。こうのような側面もあることもお伝えするとよいでしょう。また、鑑定士は占いを通して相談者の心の内や運勢や未来など、直接観察することのできないものについて判断しアドバイスしたりしますが、そのアドバイスする側が欲にまみれお金に執着するようになれば、それは相談者に寄り添うのではなく”お金を得る為の手段”でしかなくなってしまいます。それは顔相や声色、文面にも現れ見抜く力がある人には容易に分かってしまいます。お金というのは結果としてついてくるものであって、先行するものではありません。大事なことは相談者の気持ちになって導くことです。文面から奥様の自我が強いようですので説得は容易ではないかもしれませんが、奥様には鑑定士としての心持を今一度見つめ直していただく時間が必要かもしれません。しっかり向合って話し合ってみましょう。それでも解決にいたらないようでしたら遠慮なくまたご連絡くださいね。
どうでしょうか?
これは承諾を得て抜粋させていただいた相談者様からの相談内容と相談員からの返信内容ですが5つの「~ほしい」を考慮した回答になっています。
今後のテーマではCuddle(カドル)の相談員に求める人間性やリピートされない相談員の特徴などを投稿いたしますので、機会がありましたら是非一読いただけますと幸いです。(毒舌スタッフの回)
オンライン相談サービスCuddle(カドル)
Cuddle(カドル)では現在、メールや電話で悩みや愚痴聞きを行う非対面型の「オンライン相談サービスCuddle(カドル)」をサービスのひとつとして実施しております。
本事業を通して、お客様からいただいたご意見を参照に相談員へのマネジメントを行っております。
Cuddle(カドル)がサービスを提供する最大の目的は、助けを必要とする個人や団体、企業への支援(人・自然・動物に関する広範な支援)を主とした社会貢献となり、サイト運営を行う理念のひとつとしてサイトを利用する相談者の気持ちに寄り添う傾聴(けいちょう)を目指しています。
わたしたちは今はまだ少人数で運営している小さなサイトではございますが、大手にはない細やかなサポートでリピートいただける会員様も増えてきました。
運営スタッフと相談員は日々改善を行い会員様が「笑顔になる」「利用して良かった」と言ってもらえる、そんな永く愛されるサイトづくりに尽力しています。
これからも末永くCuddle(カドル)のサービスをご愛顧いただけますようお願い申し上げます。
次の回は以下のテーマでお届けいたします。
【サービス最新情報】カドルが目指す取り組みと2つのサービス
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