BUCK-TICK
のことを「化粧してキモチワルイ」と言う人もいます。
でも、その「キモチワルイ」という感情は、今周りの男性が化粧をしていないから、だと思います。

たいていの感情は、知識に由来していると思うのです。
「化粧は女性がするもの」という知識が、化粧をする男性を「キモチワルイ」と見てしまうんだと思います。
「男性も女性も、自由に化粧する」という状態だったら、化粧をしている男性を「キモチワルイ」と感じないと思います。

「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」という考え方は、そうでない場合に嫌悪感を生むんじゃないかと。
もちろん身体的には決定的に違うし、性差はあってしかるべき、だと思うのですが、私の中からは、なるべく差別的な考え方を排除したいと思ってます。

そして、そのうち「雄々しい」や「女々しい」という言葉が死語になれば、と願ってます。
だって、「女々しい」は「女性のようにナヨナヨ、ウジウジしてて・・・」という意味だと思うのですが、男性は気が強くて女性は気が弱いだなんて、今誰が思ってますか?
前提がもう現実的じゃないですよね(^_^;
でも「男性は気が強くて女性は気が弱いべきだ」と思っている人なら、たくさんいるような気がするのです。
そういう差別が少なくなればいいな、と思います。
わりと便利な言葉だからなくならないかもしれませんが(^_^;

なんか、女性論みたいな感じになってきちゃいましたが、家事も私は「女性がすべき」とは思っていません。
ウチは、娘が産まれるまでは、夫婦とネコで暮らしていました。
私も仕事をしていました。
その時は、皿洗いと洗濯物干しは夫、料理と風呂の用意は私、という分担でした。掃除は交代制。
これだって、「私が女性だから料理」というわけではなく、「夫の方が残業が多く、私が先に帰ってくるから」という理由です。
(そもそもコックさんには男性が多いじゃん)
なので、夫が先に帰ってきて料理した場合は、私が皿洗いをしてました。

わりと平等だと思うのですが、近所のおばさんに「旦那さんがよくお手伝いしてくれて、いいわねぇ」と言われることがあり、それにも違和感を覚えます。
「手伝う」ってなに? と思うのです。
まるで、本来私の仕事で、それを夫も負担してくれている、というような。
専業主婦ならそうなるかもしれませんが、家事は二人の生活のことなんだから、二人とも仕事を持っているのなら、二人でやるのが当然だと思うのです。
どちらが手伝うという話じゃない、二人でやる仕事だと思ってます。

その他にも、わざわざ言いませんが、違和感を覚えることがたくさんあります。
たとえば、夫婦+友人でゴハンを食べに行って、ゴハン後「何か甘いもの食べる?」と聞かれたのが私だった時。
私より夫の方が甘い物が好きです。
たとえば、買い物先で友人夫婦に会い、向こうの旦那に「お互い大変だよねぇ」と夫が言われた時。
夫は買い物が大好きで、私は買い物があまり好きではありません。
スイーツとショッピングが大好きな夫。
お菓子よりもゴハンが好きで、買い物は決めたものだけ買ってサッサと帰ってくるタイプの私。
毎日、新聞は私が読み、スーパーのチラシは夫がチェックします。
これだって現実です。しかも不便ありません。
しかし、周りからは「尻に敷かれてる」と思われている夫、「手伝ってもらって羨ましい」と言われる私…。

未来には「昔は、女性ばっかり家事やるのが当たり前だったんだってー!」「えー!意味わかんなーい!」というような会話がなされるようになればいいと思います。