ちびが来て、1週間が経った頃。
私は友人の結婚式に出席しました。
そして、夕方帰ってきてみると…
ちびが、グッタリしていました。
口をパクパク開けています。
夫に聞くと、15時にミルクをあげた時は普段通りだったとのこと。
18時のミルクも全然飲まないので、病院に連れていきました。
先生は一目見て、「これは非常に危険な状態です」と言いました。
たぶん、15時にあげたミルクを誤飲してしまったようです。
肺にミルクが入って、息ができなくなっていたのです。
急いで、酸素マスクの中に入れました。
先生は
「このまま酸素マスクの中に入れて一晩入院する手もありますが、
助かる可能性は低いです。一晩中酸素ボンベを使うことになるので、
1本使いきっちゃうと思います。となると、入院費+お金もかかります。
それだけしても、助かる可能性はごくわずかです。
その可能性にかけて入院させますか?それとも、最期は家で過ごした方が
いいというのであれば、このまま連れて帰って下さい」
と言いました。
私は、「少しでも助かる可能性があるのなら」と、入院を決めました。
その入院申込書に「ちび」と名前を書いたことで、仮称だった名前が
確定したのです。
本当は、それまで寝不足で辛くて、なんで夫は世話の大変さも知らずに
拾ってきたんだ、とか思ったりしました。
夫とも「俺だって○○をやってる」だの「私の方が○○をやってる」だの、
お互い疲れてしまって、優しくなれなくなっていました。
でも、家に帰って夫にちびの入院のことを伝えて「覚悟して下さいって何度も
言われた。たぶん助からないんだって」と言いながら、号泣しました。
どれだけ世話が大変でもいいから、助かってほしいと思いました。
久々にゆっくり寝れるはずのその晩。
「何かあったらケータイに電話します」と言われていて、
何度もケータイに電話がかかってくる夢を見て目が覚めました。
そして、次の日。日曜日です。
病院に行くと、ちびが元気になってました。
その頃のちび

上からのアングル

ちびを世話したティッシュの匂いをチェックするにゃあ
