BLがお嫌いな方は、一応お避け下さい。
BUCK-TICKのメンバーがホストだったら・・・という、ただの妄想です。
今までの読んで下さるとわかりやすいと思います。
 
 
名物、ユータとトールの二人組みにダムドラも混じって、盛り上がっている。
朝近くになると、こういう光景がよく見られる。

客がはけた三人は、もう帰ってもいい時間。
でもボックス席に座って、ダラダラと店持ちの酒を飲んでいる。

ひーくんの胸に挿してある薔薇に気付いたヒデ。
ヒデ:「それ・・・」
ひーくん:「あ?・・・あぁ、コレ?貰った」
チラ、と薔薇を横目で見るアツ。
視線をグラスに戻し、呟くように聞くアツ。
アツ:「・・・Dちゃん?」
ひーくん:「そ。記念日だったんだって。あ、もう昨日だけど」
そろそろ帰ろうかなと思い始めるヒデ。
アツ:「・・・記念日?」
ひーくん:「あー、俺らが初めて会った・・・記念日、らしい」
ちょっと照れるひーくん。
ヒデ:「ふーん、そうなんだ」
アツ:「・・・」
飲むアツ。
飲むひーくん。
飲むヒデ。
アツ:「俺ら、ね・・・」
アツの不穏な空気に気付くヒデ。
ひーくん:「ん、俺は全然ンなの覚えてなかったんだけど」
気付かないひーくん。
アツ:「ふーん・・・Dちゃんってさ、ホントひーくんにご執心だよね・・・」
飲むアツ。
ひーくん:「ぅん?・・・まあ、俺しか指名しないよな」
飲むひーくん。
アツ:「ひーくんも・・・けっこう好きでしょ、Dちゃん」
ひーくん:「え? ・・・ま、べつにイヤな客じゃないけど」
なんとなく気付くひーくん。
飲むヒデ。
アツ:「ふぅ~ん・・・イヤじゃないっていうか、気に入ってんじゃないの?」
これは帰った方がいいだろうと思うヒデ。
ひーくん:「え、客だけど? つーか、なに? 突っかかってきてない?」
むっとするひーくん。
アツ:「・・・」
明らかに不機嫌なアツ。
ひーくん:何が気に入らないんだよ・・・
ヘンな空気になる三人。
笑い声が絶えないアッチのグループ。
ヒデ:帰りたい・・・
ひーくん:「べつに、フツーにカワイイじゃん。・・・なぁ?」
言い訳するつもりで地雷を踏み、ヒデに同意を求めるひーくん。
ヒデ:「あ・・・うん、まあ、美人だよね」
アツ:「フツーにカワイイ、ね・・・」
ヒデの言葉を無視して薔薇に手を伸ばすアツ。
ひーくん:ん?
薔薇を手に取るアツ。
アツ:「だから・・・」
やっぱアツの方が薔薇が似合うよなぁと思うヒデ。
アツ:「だから・・・触らせたの?」
ギク、となるひーくんと、驚くヒデ。
ひーくん:見られてたか・・・
ヒデ:触らせたのか・・・
ひーくん:「や、べつに・・・触らせたつもりはないんだけど」
言い訳するひーくん。
アツ:「こうやって・・・」
腿に手を乗せるアツ。
たじろぐひーくん。
アツ:「撫でられてたけど?」
ひーくんの腿を撫でるアツ。
ひーくん:「ちょ・・・」
アツ:「気付かなかった?」
ひーくん:ヒデ、助けて
このヘンな雰囲気に、ますます帰りたくなるヒデ。
だんだん上に中に撫で回すアツ。
ひーくん:「んな風に触ってねぇって!」
アツの手を掴んで戻すひーくん。
アツ:「そお?」
ひーくん:「なあ?ヒデ」
助けを求めるひーくん。
アツ:「あ、ヒデいたの」
ヒデの存在を忘れていたアツ。
帰りたいヒデ。
ヒデ:「うん・・・ちょっと、見てなかったけど」
嘘がつけないヒデ。
ひーくん:ヒデーっ!
アツ:「・・・だってさ」
横目でひーくんを見るアツ。
ひーくん:何なんだよ・・・
ひーくん:「・・・」
アツ:「・・・」
横目でジロッと見たまま何も言わないアツ。
ひーくん:「・・・ただの客なの!べつに気に入ってないし!!」
アツの手から薔薇を取り、吸殻の入った灰皿に押し付けるひーくん。
それを見て、ニヤリと笑うアツ。
帰りたいヒデ。
唇を尖らせて、ドサリと座り直すひーくん。
帰りたいヒデ。
灰皿から薔薇を持ち上げ、
アツ:「かわいそうに」
花びらに付いた灰を落とすアツ。
帰りたいヒデ。
アツの手にある薔薇をチラ、と見て
ひーくん:「気に入って・・・ねぇよ」
また目を逸らすひーくん。
帰りたいヒデ。
満足そうにひーくんを眺めるアツ。
帰りたいヒデ・・・。
 
 
・・・すみません~! とうとう・・・。
今井さんがヘアメンテ(って何?トリートメントとか?パックとか??)行ってる間に、
ひーくんはこんなことになってしまいました~~~・・・。
ほんの~り腐ってみたのですが・・・エロなしだし、いいよね? このぐらい。 ダメですか??