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club「Black-Trick」~グラス掲げて、この夜に乾杯~前編
の続きです。
 
 
Aが、思い付いたように言う。
A:「そういえば、Bこういうトコ初めてだよねぇ?ちょっとアツ、間に入ってよ!」
アツに向かって指示するAに、ついAがアツに殺される想像をしてしまうB。
B:「ちょっと、いいよ・・・」
B:だって、怖いし・・・
A:「いいって、いいって」
A:だって私べつにアツのことタイプじゃないし
A:「私ちょっとお手洗い行ってくるから」
B:「え?」
B:え~ん二人きりにしないで~~~
アツ:「失礼します」
Bの隣に座るアツ。
B:こわいよー!
アツ:「あの・・・初めまして・・・」
B:「初めまして・・・」
アツ:「・・・」
B:「・・・」
B:え、どうすればいいの?
飲むアツ。
B:「・・・」
飲むアツ。
B:「・・・」
B:え~ん・・・
アツ:「あの・・・名前は・・・」
B:「あ、Bです」
アツ:「そうですか・・・」
B:「はい・・・」
飲むアツ。
B:会話、終わった・・・。
アツ:「Bちゃん・・・Bちゃん・・・」
B:え?なに??
B:「あの、なにか?」
アツ:「Bちゃん・・・ステキな名前ですね」
ニヤリとするアツ。
B:「あ、それはどうもありがとうございます・・・」
B:ひー!こっち見てる!!私、殺されるの?
アツ:「あの・・・」
B:「はい・・・」
アツ:「お仕事・・・は?」
B:なんでそんなにジッと見てくんのー!?
B:「えっと、Aと同じです・・・」
アツ:「そうですか・・・Aちゃんと・・・」
B:「はい・・・」
B:A~早く帰ってきてよ~!
アツ:「ん~・・・」
B:?
飲むアツ。
B:今なにか言わなかった?
アツ:「ん~・・・」
B:やっぱり言ってる!
アツをチラ見するB。
美しすぎるアツ。
飲むアツ。
B:「あの・・・何か言いませんでした?」
アツ:「あ、えっと・・・何か、飲みますか?」
目が合うと殺されるような気がするB。
B:「いえ、まだ・・・」
水割りはほとんど減っていない。
アツ:「・・・」
B:「・・・」
アツ:「あの・・・何か食べますか?」
B:「あ、いえ、お構いなく・・・」
アツ:「・・・」
B:「・・・」
B:なにこの気を遣われる心地悪さ・・・。
その時、遠くから笑い声が。
Aがお手洗い帰りにユータ&トールと立ったまま談笑している。
B:A-っ!!
アツ:「あの・・・」
B:もういいよ、無理に会話しようとしなくていいよ・・・。
アツ:「ペットは何か・・・?」
B:「あ、インコを飼ってます」
アツ:「インコ・・・鳥・・・」
微妙な顔をするアツ。
B:「何か、飼ってるんですか?」
アツ:「いえ、あの・・・」
B:?
アツ:「・・・あの・・・ネコを・・・」
B:「ああ、ネコちゃんですか」
アツ:「いえ、でも、あの・・・小鳥を捕まえて食べさせたりとかは・・・してない、ので・・・」
B:「は?」
アツ:「銀のスプーン、とか・・・なので・・・あの、カルカンとか・・・」
なぜか取り繕おうとするアツ。
B:「はあ・・・」
B:べつに、ネコとかも好きだけど
アツ:「いや、あの・・・鶏肉も好きです。あの、チキンソテーとか・・・」
B:「は?」
アツ:「あの、唐揚げとかも、好き・・・なんですけど」
なぜか言い訳がましく言うアツ。
B:「はあ・・・」
B:てゆーか、これ何の話?
A:「お待たせ~」
B:A!
A:「お、楽しそうじゃん」
B:どこがっ!?
なんだか落ち込んだ様子で飲むアツ。
B:「遅かったね」
A:「うん、ちょっとしゃべってた。でもすぐ指名入っちゃって」
奥のボックスから笑い声がしている。
B:あっち・・・楽しそう・・・
ユータ+トールの二人組みがこの店の売りになってるのがわかったBでした。
B:次来た時はぜひ二人組みを指名しよっと・・・
 
 
clubBlack-Trick」~グラス掲げて、この夜に乾杯~終わりです。
・・・あっちゃん、ゴメンなさい!

あっちゃんファンの方・・・すみませんでした!!!!!
いやあ、どうもあっちゃん系は苦手ですねぇ・・・。
今井しか書いたことないので・・・次はひーくんで。(←まだ書くか!)
 
いや、あの、私の友人でオカメインコを家の中で放し飼いにしてるコがいて、
夕飯などをテーブルに出しておくと、突っついて食べるらしいんですけど、
そのうちの1匹は鶏の唐揚げが大好きらしいです・・・。
え、鳥って草食じゃないの? しかも、揚げ物?? つーか、仲間だけど???