BUCK-TICKライブ映像「memento mori 090702」の感想です。


【絶界】


あっちゃんは、5cmぐらい嵩上げしてんですね・・・。
というか、アンコールでこんなにバッチリ着替えるのって、珍しいですね。
メイクも直しましたね? べつにいーのにな~。
私は、メイクが剥げかけの顔が好きです。
あの今井のギターに続いて、そのまま「絶界」に行くようにすれば良かったのに。
・・・カウントが取れないか。

イントロに入るとこ、アニイのカウントでギター二人にビシッとグリーンのサスが入るの、ステキ!
イントロ~サビメロ、ギターがホントいいですねぇ~。
私、けっこうアコギのこういう使い方好きなんです。
あの、バラードじゃなくてキレイな感じじゃなくて、こうやって使うと、乾いた感じがとても良くて。

アップライトベースが、ステキです。
見かけが。
音は・・・どうだろう? いつものやつの方がクリア・・・ですよね。
ま、でもちっちゃいユータにでっかいベースってことで。

サビメロで、なんだかとてもカワイイ顔して、今井が前に出ます。
・・・カワイイ。
そして間奏(ギターソロ?)、あっちゃんは今井を指してから・・・そういえばここで手拍子みたのやってたね!
フラメンコみたいなイメージなんでしょ? ん?フラミンゴ?? あれ?どっちが鳥???

「流れる血は赤く」の右手カッコイイ。
「ひどく紅く紅く」の表現もカッコイイ。
「あなたがいい~」あたりで、また今井さんがいつもの眠そうな目に半開きの口で、
はないちもんめバージョンの足上げ。
この、歌詞に合わせた動きをするってとこが、とーっても嬉しいです。
足上げ後のヒョコヒョコと足を左右に上げるのも・・・この動き、時々しますよね。
カワイイ・・・カワイイよ、今井さん・・・。

「あなたがいい」と、右手を差し伸べて言うあっちゃん・・・!!!!!!
そんなこと言わないでよぉ・・・泣けてくるよぉ・・・あっちゃぁぁん・・・
つーか、それ、こっちのセリフだっつーの!!!!

「ぜっかーい」と歌ってから、なぜか急いだ感じでヒデの方へ向かう櫻井さん・・・。
ヒデも、相当無表情だけど・・・ちょっと気にしたよね?
そして、センターに戻ってきながら、コートをバサバサ・・・これ、かっこよくって笑えてくる。

それからは、櫻井さんのリズム取りと、今井さんの足踏みがステキです。
「おぉー」って言うのもステキ!


この曲は・・・って、いつの間にか曲の感想も書くようになってますね、私。
えっと、この曲は・・・矛盾を孕んでいるというか、対極というか、そういう印象です。

サビメロは地味なのに、やけにドラマティック。
造語(ですよね?)の「絶界」というタイトルに、古典的な「はないちもんめ」。
乾いたサウンドなのに、とても情熱的。
「生き抜け」と言うわりには「この世は全部お前の夢」。
懐古的なのに、初めて聴くかのような緊張感のあるメロディ。
血を騒がせるリズムと、盛り上がらない構成。
それらの要素が違和感なく1曲の中に納まってるのが不思議です。

なので、ライブでこれを聴く時、自分も足を踏みしめてしまうような、逆に気が遠のいてしまうような、
ヘンな感じがします。

そして、相変わらず歌詞の意味がわからない・・・。
黄昏時の海辺に男女のカップルがいるってのはなんとなく思い浮かぶのですが・・・それが何?って感じ。
彼がどんな情景をイメージして、どんな想いを込めているのか、まったくわかりません・・・うぅ・・・。
「ここをクリックすると同じ気持ちになれるよ」というボタンがあればいーのに。

でも「この世は全部お前の夢」だの「いいか忘れるなよ いいさ忘れちまえ」の言い回しだのは、とても好きです。
てゆーか、この曲、好きです。
アンコール1発目にしちゃ地味曲かなと思いますが、全然OKです。 嬉しいです。