5月1日はF1ドライバー アイルトン・セナの命日。


もうあの事故から15年が経つんだと、改めて時の流れの速さに驚いています。


あの日、セナの走りを見るために一生懸命働いていた。
鈴鹿で行われるF1日本GPに行くために…

なぜかあの日の夜9時過ぎ、完全に視線が時計の前で止まった覚えがありました。胸騒ぎというか、自然と時計を見てた気がします。
なんだか気になってしまったんです。

そして深夜、ワクワクしながらテレビ中継を見ていたら衝撃的なシーン。
サンマリノGP、イモラサーキットのタンブレラコーナーで大クラッシュを起こしたセナ。

神とも言われた音速の貴公子、アイルトン・セナが…
トップで周回中のアクシデント。吸い込まれるようにコンクリートウォールへ。
そしてヘリコプターで病院へ搬送されるセナ。

当時の中継は生ではなく、録画。
偶然にも現地時間と私が時計を見て固まった日本時間と重なる…
少し怖くなった。


でもセナは無事であるはずと信じ、その後も中継を見ていたが、飛び込んできたニュース速報…


セナが収容された病院で亡くなったと。



初めて声を出して泣いた日でした。
嘘であってくれ、信じない。
そんなはずないと愕然とした。


もうあの走りや笑顔に会えないのかと思うと悲しいし悔しいし複雑でした。


セナが亡くなって数日後、東京・南青山のホンダの本社ビル1階にある、ホンダウェルカムプラザで追悼の展示会があると知り、向かいました。
たくさんの花で埋め尽くされた懐かしいマルボロカラーのマクラーレンホンダのマシン。
そしてセナのヘルメット…


セナが微笑んでいるような錯覚が起き、思わずカメラのシャッターを切った。
セナの走りを撮るために購入した一眼レフカメラ…
まさかこんな形で使うとは。


あれから15年。
たくさんのことが起き、心が折れたり、苦しかったりしたけど、なんとかまた歩き出してる。

もうセナの姿は見ることは出来ないけど、ファンの心の中で生きていってるはず。
改めてご冥福をお祈りします。

もうセナほどのオーラをもったドライバーは現れないでしょう。
唯一無二の人でしたね。。。


最後に…
唯一、セナの走りは亡くなる前年の鈴鹿、日本GPにて見ていたことが救いです。
フリー走行がある金曜日に日帰り強行軍で行ったワンデイチケット。
目の前を疾走していくセナを見て、感動したな…