
2007年9月15日よりロードショーとなる、
主演は「ブリジット・ジョーンズの日記」や「コールドマウンテン」など、数多くのヒット作がある、
レネー・ゼルヴィガー//Renée Zellweger
(Renée=レニーと読むこともありますが、何かの記事で、彼女本人が「レネー」のほうが発音が合っているとか言っていたのを聞いたので、このブログではレネーとさせていただきます。)
共演は「スターウォーズ」三部作や「ムーランルージュ」で人気の、
ユアン・マクレガー//Ewan McGregor
とてもしっとりとしたラブロマンス作品となっている。
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主人公のミス・ポター(レネー)こと、ビアトリクス・ポターはかの有名な【ピーターラビット】の生みの親。
時は1902年、ヴィクトリア王朝の封建的な空気が漂うイギリス。
ビアトリクスは上流階級の子女として育つ。しかし、親が勧める縁談を断り続けるビアトリクス。
この時代、女性が仕事を持ち、結婚しないことなどありえないが、彼女は幼い頃からの夢を追い続ける。
夢とは、幼少時代の夏、カンブリアの湖水地方で出会った大好きな動物たちの絵に物語を載せ、絵本を作ること。
そして、ひとりのアーティストとして生きること。
その念願がついにかない、絵本の出版を果たしたビアトリクス。
青いジャケットを着たウサギ、ピーターラビットとその仲間たちの物語は瞬く間にベストセラーになり、アーティストとして見事に花開く。
夢が現実となったビアトリクスに一つの恋が芽生えた。
相手は絵本の編集者であるノーマン・ウォーン(ユアン)。
二人は家族の反対を押し切り、ノーマンの姉ミリーに支えられ、生涯を誓い合うのだった。
しかし、胸を焦がす恋は美しい思い出を残し、突然消え去ってしまった…
ノーマンへの愛と悲しみを胸に、ひとりで幼少時代に過ごした思い出の土地、湖水地方へ移り住むビアトリクス。
時が過ぎ、悲しみから救ってくれた豊かな自然を守るという、壮大な第2の夢と出会い、彼女は再び歩んでいく。
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ピーターラビットがこの世に現れるきっかけとなった物語とポターの半生を綴ったストーリー。
ミス・ポター役のレネーがとても生き生きとしていて、美しい。
また、ポターという一人の女性をしっかりと捉え、大切に演じていた。
ピーターラビットの絵から見て、とても想像がつかないほどの新進的な女性。
強く、自分の道を良く見極めている人。当時の女性としてはもしかしたら型破りだったのかもしれないが、彼女だったからこそ、世界中の人たちが愛したピーターラビットを世に送り出せたのかもしれない。
彼女もまた、愛すべき女性である。
ポターは大切な思い出の土地を開発の手から守るため、土地を買い続け、1943年に亡くなったあとは遺志により、自然保護団体ナショナル・トラストへ寄贈された。
現在もその土地は開発されず、往時のまま景観が残されている。
彼女が過ごした家や愛した土地は、今もなお永遠に時が止まったまま、そこに残っている。
映画の撮影ももちろんナショナル・トラストの協力の下、ポターが残した土地で行なわれた。
スクリーンに映る、美しい土地は見るだけでも心が洗われるほど。
一見の価値はある。
夢を追い、恋し、そして愛した一人の女性は、今もなお、輝いていると思う。
ぜひ興味のある方は映画館に足を運んで欲しい。
またアメブロには公式ブログ もあるので、こちらも覗いてみては?
ポター役は本当にレネーでバッチリだったと思う。
見に行かれて良かった~~~
追伸、
ここに載せた画像は試写会時にいただいた画像です。