友だちと話して元ネタを決めた論文載せる  テーマは政治 | 道標を探して

道標を探して

 ただ、そこに進んでみたい道がある。
 仰いで見たい空がある。
 踏んでみたい土がある。
 嗅いで見たい風がある。
 会ってみたい、人がいる。

今日、日本の政治について良い印象を持っている人は少数だと思われる。というのも、よからぬことでニュースに出てくる政治家はもちろんのこと、若者の投票率の低迷・不況・軽犯罪の多発。嫌でも耳に入ってくるそれらに対して、いい印象を持てという方が無茶な注文だろう。


バブル崩壊以降、自殺者は年々増加を続け、借金も返済は全く済んでいない。では我々はこれらのことに関して何か手を打つ事ができないのだろうか。




ただ、ひとつの国を動かしたいとなれば、政治家の力無しにはどうすることもできない。だがその政治家は、今や日常の政務をこなしているだけのように思える。これでは話にならない。ではどうしたらいいのか? 大半の国民に良い印象を与えるにはどうすることが一番の近道で、正攻法なのだろうか? 政治家にやる気を持たせるにはどうしたらいいのか?


私はこの件に関して、政治家が何かをしなければならないという問題ではないと考える。あくまでも政治家は悪くない、全責任は国民にあるのだと。


確かに現代の政治家は汚職もすれば政治方針通りに進めてもいない。もっといえば普段は何をやっているのかが全くわからない。だが政治家がそうなってしまったのは何が原因なのかと言えば、国民が全体的に、自分の嫌な方向にあるもの理解しようとしない、しなくても問題ないと考えていることだろう。


開国当初、日本全体が頑張って欧米列強と肩を並べようと躍起になっていた明治時代の政治家と現代の政治家は一体どこが違っているのだろうか? と、考えてみる。


おそらく彼らは、「どれだけ頑張っても精神的リターンがない」と思っている。国民が、特に働き盛りの有権者があまりにも政治に無関心だから、自分が何をしようと本当の意味で誉めてくれる人間はいない。だから仕事自体に意味を見いだすことができない。


では私たちは一体どのような行動をもってして彼らにやる気を引き出させてやるべきなのか?


それはごく単純だが、やはりしっかりと政治情勢に目を向けるべきだと思う。変えなければならないのはまず政治への興味の強さだ。政治に最も必要で、今変えなければならないのは国民の政治に対する姿勢だろう。最近の情勢を大まかにですら説明できないのに、都合が悪くなると「今の政治が……」と言い出す人間がいる。


だが、このような考えを持つ人間がいるというのはどうしてか? それは今までの日本人の立場がある程度安定していたからではないだろうか。食糧事情も特に栄養が不足している子供が多く出るほどに追い詰められている訳ではないし、保安の問題からすれば、おそらく世界的にはトップクラスの水準だ。経済も低迷はしているが生活に大きな支障をきたすことはなく、特に気にする必要はなかったと言える。そう、自身の周囲に全くの危険がないからこそ、以前のように注意を払うことを忘れてしまっている。前述の明治時代政治との違いを指摘するならここだろう。


要するに今は、約半世紀間続いた安定から、また今度は違った危機にさらされている。


大阪府知事の橋下徹が知事選をやっていたときに、聴衆へ「無記名でもいい、若い人たちも無関心でいるのではなくちゃんと投票して欲しい」と呼びかけていたのを覚えている。つまりはそういうことなのだ。ちゃんと自分たちを理解してくれる人間が増えてくれさえすれば、政治家はやる気が出る。政治に活気が出るのだ。


そこで、私は一般人にできることは一つしかないという考えに至った。それは意識改革だ。自分にある問題に関心を持ち、常に自分の国が、日本がどのような状況にあるのかを知れば、それぞれがそれぞれ、しっかりと自分の考えを持つことができれば、少なくともこの国にとっての最悪の道は進まずに済むと考える。というよりかは、今までが政治に無頓着な人間が多すぎたのだ。おそらく9.11同時多発テロの時ですら、ニュース以外の知識を求めて事細かに調べたのは十人中一人いれば十分なほどではないだろうか。だがもうそろそろ日和見主義では済ませてはくれない。経済基盤がドルから元へと移り始め、大卒生の就職率も落ちていっている。もう、知らぬ存ぜぬでは済まされない。






一言


え~これね、書いててさ、考えすぎたんだろうけど、鼻血が出て止まんなかったのよw


いやぁすごかったwww


だってゴミ箱真っ赤だもんww


また書きたいなぁ、今度は自力で、物語を。