常にあった。
あまりにも普通に自分の中にあるものだから、その存在にたまに気付いても、だいたいは忘れているくらいだった。
わたしはなまけものだと自覚していた。
それは治らないと勝手に思っていた。
ずっとダラダラ怠惰な人生を歩むのだと。
それを悟られたくなかった。
まわりに気付かれないように、とっても無理目な目標を設定した。
東京芸大という。
落ちても、普通でしょ?っていうのが作戦。
最低だ。
最低だったんだ。
もう、なまけるな。
それだけ、やめればオマエでもどこまでもいける。
少なくとも31年間悩まされてきた焦燥感からは解放される。
大きく
前を見て
あゆめばいい


