平成23年3月14日

国民の皆様へ
社団法人日本放射線技師会
会長 中澤 靖夫
日本放射線公衆安全学会
会長 諸澄 邦彦

福島原発からの放射性物質飛散による周辺への影響や対応等について(第二報)
-飛散した放射性物質からの被ばくを避けるための方策など-

このたびの巨大地震において被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
原子力発電所から放射性物質が飛散していることから、周辺住民の皆さまにおかれましては、内部被ばくといわれる放射性物質の体内摂取(呼吸や皮膚などによる)を避けるような措置を講じる必要があります。これは、湿ったマスクをつけることや帽子をかぶったり手袋を着けるなど、皮膚の露出をできるだけ少なくすることで十分な効果があります。仮に衣服に放射性物質が付着しても、衣服を脱ぐことで被ばくを避けることができます。身体に付着しても早期に洗い流すことで被ばくを避けることができます。また、そのような状況が疑われる場合は、関係機関等より適切な措置が講じられると思われますので、過度な心配をなさらないでください。特に、室外にやむを得ず出る場合にはできる限りこの方策を講じてください。
一方、ニュース等で発電所付近のモニタリングポストにおける線量が1,015 μSvであったなどの情報が流されておりますが、これは正しくは1,015 μSv/hで1時間あたりの線量(線量率)であり、一時間その場所に存在したらという前提があります。したがいまして、そのモニタリングポスト付近で瞬間的に被ばくする値でないことに留意してください。もちろん、継続的にそのような数値が示されるようであれば危険な状態といえますが、そのような場合には政府等の関係機関より速やかな情報提供があると思われます。

付記事項
μSv(マイクロシーベルト)

以上
福島原発からの放射性物質飛散による周辺住民への影響や対応等について(第一報)

社団法人日本放射線技師会
会長 中澤 靖夫
日本放射線公衆安全学会
会長 諸澄 邦彦

1. 周辺住民の皆様は政府からの指示に従って冷静に行動してください。

2. 周辺住民の皆様は、不要不急の場合以外、室外に出ず換気扇を停止するなど外気を室内に取り入れないようにしてください。室内で正確な情報の入手を心がけてください。

3. 飛散した可能性のある放射性物質(I:ヨード)を人体に吸着させないために、放射性ではないヨードを含む、海苔、海藻、昆布、わかめ、ひじきやこれらを含む食物などを食べてください。このような放射性ではないヨードをあらかじめ食べて吸収していると放射性ヨードが身体に入っても吸収されずに身体の外に出ていく率を高めることができます。

4. 例え、飛散した放射性物質を浴びたとしても必ず人体影響が起こるわけではありません。少量であれば人体に影響は出ません。飛散した放射性物質を浴びた可能性のある住民の方々へは政府から随時、浴びたかどうかを調べる検査が行われるものと思いますのでそれまで冷静に行動してください。

5. もし、飛散した放射性物質を浴びた可能性がある場合は、可能であればその時に着ていた服を脱いでシャワーを浴びてください。うがいもしてください。脱いだ服はナイロンの袋などに入れて入口を閉じて(縛って)、離れた、あるいは人が常時いない場所に保管してください。脱いだ服を後で調べることでどのくらい被ばくしたかを推定することが可能です。

以上


メディアは今、地震による被害状況の報道中心です。

世界各国から救援隊の出発や到着がテロップで流れています。

なんだか涙がでそうです。もちろんうれしくてです。

一番そんな情報を知りたいのは被災地の方かと思います。

しかし、もしかしたら一番情報が少ないのではないでしょうか。


微力ではありますが、協力していきたいと思います。