①は? って? ①はこのまえ「今頃やっとはじめてデジタル出力でDVD観てみた」って書いてたやつだよバーロー!


今回のテーマは「D端子接続のPS2でPSソフトをやってみよう!」です。まあお察しの通りPS2がD端子に対応していたところでPSソフトがデジタルに対応していないので意味がないわけですが。当然16:9にするとキャラが全員太るw そもそもテレビ側が自動的に判断して4:3にしてるんだから当たり前っちゃ当たり前。


デジタルじゃないからクッキリというわけでもないし、液晶の特性上、ドットがハッキリしすぎて逆にジャギが目立つ気がします。まあ、アナログ基準のゲームをやるならブラウン管の方がうまくボヤけて向いてるんでしょうな。ただ、やっぱり老朽化したブラウン管と比べれば発色が美しいのは確か。キャラが太るのを我慢できれば、帯がつくのもなかなかシネマティックかも知れません。負け惜しみじゃねえからな!(ぉ


でも、ゲームは映像じゃねえ。ソフト自体はやっぱりPSの方が遥かに秀逸だ。3Dアクションやレース、FPSなんかはやっぱり映像のキレイさもゲームの楽しさに大きく影響する気はするけど、なんでもかんでもキレイならいいってもんじゃあないからね。それに「クロノクロス」や「パラサイト・イブ」だって、まだまだ現役はれる美しさだ。


ただし3Dは劣化が早いとはよく言ったもので、この世代のゲームは3Dの伸び期で、(RPGは特に)いかにムービーをキレイにするかって皆躍起になっていたから、久々にプレイするとプレイアブルな画面とのギャップに噴くことになるんだけど。しかし根本的に言えば画質が劣化しているわけではなく、ただ単に見る側の目が肥えてしまっただけだし、画質が朽ちても中身は朽ちない。昔はドット絵+良シナリオでいくらでも感動できたわけだし。


結果的にドット絵は強い。「聖剣伝説LOM」と「MOON」をちょろっと触ってみて気付いたけど、描き込まれたドット絵はまったく劣化しないね。「MOON」が描き込まれてるかどうかって議論はおいといて、やはり3Dと違って、すでにPSの時点で古典的な手法と言われつつも生き残っている「基本」の技術に経年劣化という概念は存在しない。


これは、樹脂加工のフライパンが主流になっても、鉄の調理器具のアドバンテージが失われていない状況にとても似ている。結局どんなにポリ数増やせるようになったって、テクスチャ描写の基本はドット絵の中にあるんだし。鉄と油の加減を定められないようじゃ、テフロンでもうまいオムレツは焼けないさ。