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一言劇場

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混沌とした正と狂の狭間を
盲人のように足で辿る

弾けた跡さえもその時は最早遠く
掘り返しては律儀に血を流す
傷でしかないあなたの言葉は
洗い流されないまま今も此処にある

白昼夢のように薄雲に浮かぶ月の光で
曝した柘榴はいつか満ちるだろうか
快楽はもとより望めず
落とした視線

器さえ思うに任せず
暴走する欲望

堕ちてなお
汚れない背中を標にして

扉など見ない
ただ遠ざかる気配を
体中で辿る夜
雲に隠され半分の月に走る
このやり切れなさもそうして捨ててゆけ

憐れんでいるのか
厭うているのか

内側から凍えて死んでしまうから
見透かす目線は靴と一緒に置き去りに
冷たいその半分へと