模型鉄再燃? COLOLLA THREE BOX -annex 2-

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カローラ乗りのみんカラ民が開設した鉄道模型のブログ

あきぽんのこべや製ペーパーキットを組み立てて出来上がった

 

トキ23800とチキ910ですが、空荷の状態では見た目に寂しいところ。無蓋車は積荷があってナンボ!ということで、主たる積荷であった輸入北洋材(エゾマツ)を爪楊枝と竹串を使って作ってみようと思います。

 

まずは

 

太さや長さの異なる爪楊枝と竹串を何種類か用意します。今回は太さ2~4ミリの計6種類を用意してみました。実寸換算で30~60センチ径となります。

 

これを一定の長さに切断する訳ですが、調べてみると、北洋材は3、4、6、8、12メートルの長さに切断された状態で輸入されていたとのことで、トキやチキに積むには4、8メートルの組み合わせが長さ的にちょうどいいようです。これをNゲージに換算すると約26、53ミリとなるので、この長さで切断してみます。

 

初めはエッチングのこぎりでチマチマ切っていたのですが、時間も手間もかかるのでイマイチ効率がよくありません。そういえば以前

 

アメイジングカッターを買っていたのを思い出して、これで切断したらどうなるのか試してみたところ

 

大して力もいらず、断面が潰れることなくスパスパと切ることができましたw 初めからこれでやってればもっと効率よくできたことでしょう。

 

それなりの本数をカットしながら、表面の塗装も行っていきます。

 

今回はGSIクレオスのMr.ウェザリングカラーを使用、グランドブラウンとマルチブラックを適当に混ざ合わせ、うすめ液で希釈したものを筆で粗く塗り延ばしていきます。

 

一度塗るだけでもそれなりに表面が焦げ茶色に染まりますが、薄いようなら重ね塗りを行います。あまり塗りすぎると完全に焦げ茶色になり地の色が見えなくなってしまうので要注意です。

 

粗く塗り延ばすことで下地の色が見えて、樹皮が部分的に剝がれた様子をなんとなく再現できるようになります。ここら辺は試行錯誤を繰り返してなんとかいい方法を探り出しました。

 

切っては塗ってを繰り返した爪楊枝&竹串。途中から積み上げてから塗った方が手っ取り早いことに気づき、未塗装品と塗装済み品が中途半端に混在しています。

 

これをまずはトキ23800に積んでいきます。

 

最初に材木を積み上げる土台として、プラバンを切っていきます。幅はトキ23800の荷台内側より若干狭く、長さは20ミリと50ミリに切り分けました。

 

トキ23800に直接載せると柵柱が邪魔になるので、便宜トキ25000を使って積み上げていきます。

まずは荷台に先ほどカットしたプラバンを載せて

 

1段目の材木はプラバンにゴム系接着剤で接着、2段目以降は材木同士を木工用ボンドで接着していきます。ひとまず外に見える箇所は塗装済み品を1段目や真ん中にある表面が現れない材木は未塗装品を使いましたが、別の方法では未塗装品だけ積み重ねて後でまとめて塗る方式にしました。

ちなみに断面は表面を塗った後にクレオスのタンカラーを筆塗りしました。

 

一通り積み上げたらこんな感じに。高さは妻板から材木の1本分いかない位にはみ出る位置に揃えます。

 

チキ910にも同様に積んでいきますが、同じ方法では土台のプラ板が見えてしまうので、幅を合わせた状態で仮組し、2段目以降の積み上げ、接着が済んでから最後に1段目の裏側を薄く木工用ボンドで接着補強しました。

 

ひとまずトキに積んでみた様子。積荷があることで一気に実感で気になりました。短い方が実寸4メートル、長い方が8メートルで、柵柱の位置も含めトキやチキにぴったり合います。

 

積んでみて気になったのが、ラッシングがないこと。積荷の固定には当然ながら必要になるので、これも再現してみることにしました。

 

実車では柵柱のてっぺんに鎖を括りつけて固定しており、模型用の鎖が使えないかと調べていましたが、Nゲージのサイズに合う鎖は見当たらなかったので、なにか別のものはないかと探していたところ

 

0.2ミリ幅のマスキングテープというかなり細いものが見つかったので、これで代用してみることにします。

 

柵柱のてっぺんにマスキングテープを貼り付け、多少のテンションを掛けながら反対側の柵注に貼り付けます。

貼り付いたところで、作中のてっぺんに瞬間接着剤をたらして固定、マスキングテープ自体にも瞬間接着剤を染み込ませて補強していきます。

 

瞬間接着剤が乾いたところで

 

マスキングテープにオキサイドレッドを筆塗りしてみました。鎖が錆びた表現のつもり?材木にはみ出た箇所は乾燥後にカッターナイフで削り落としました。

 

チキ910にも同様にマスキングテープを貼ってラッシングの表現をしてみます。こちらは黒地のままにしてみました。

 

これでひとまず3両分完成です。ラッシングは細かすぎて大して目立ちませんが、ないよりはあった方がいいかなと思います。

 

積荷の北洋材もどきを載せたことで、一気にリアリティが増したように感じられます。これでこそ貨車ですね~w

 

ただ、積荷を載せたことによるデメリットもあり

 

素のトキ25000は約8.4グラムだったのが

 

積荷を載せたことで約21グラムと2.5倍もの重量になってしまいました。

 

オールペーパーキットのチキ910でも約18グラムです。

 

重量増だけでなく、重心が高くなったことにより走行の安定性に若干の不安が…床下にカウンターウェイトでも取り付けたほうがいいかもしれないですね。これは今後の課題と言うことで。

 

あとはトキ25000にも同じように材木を積ませようかと考えていますが、こちらは色々と工夫が必要になりそうで。