中世史討論会

中世史討論会

日本の中世史について素人の視点から討論する材料を提供したいと考えています。将来的には、専門家の招聘や討論会の開催を目指しています。
なお、当ブログでは諸説あるもの含めて煩雑さを避けるため一つの説に拠っていますが、その辺もコメントしていけるとありがたいです。

 

 

中世の手形は、どの様に機能したのでしょうか。

中世において、商人の役割を果たしたのは問と呼ばれる人たちです。問が、流通・為替・金融・売買などを差配したと考えられています。

 

まず、① 問が地方に銭を輸送します。この際、地方の問が京都の協力者・代理人であることもありえます。その場合には、地方の問である程度の銭を常備していたかもしれません。

 

② 問は荘園の下司から年貢を買い取ります。そのうち、京都の領主に送られる分は手形を発行します。

 

③ 問は年貢を京都に輸送します。その際、手形も運びます。

 

④ 問は京都で年貢を売却し、手形と引き換えに領主に銭を払います。

 

この様にすることで、領主や下司が銭を輸送することなく、手形で年貢を納めることができるようになりました。