親父の退院が決まった
さて、どの程度なのか。。
入院中は、病院全体が面会NGなため、術後の経過も分からず。。
唯一の手がかりはLINEの『顔が腫れている』のみ
退院前々日、母が病院に呼ばれ
胃ろうと気管切開のケアのレクチャーを受けた
その際、父に会ったので家族LINEに写真が送られてきた
ドキドキしながら開いた。。。
普通じゃん
ジジイ、めっちゃ通常運転じゃん
入院前に比べたら、全然顔色も良い
覇気のある顔になっていた
一安心した
LINEついでに退院の家族会議が開かれた
誰が迎えに行くかだ
候補1:母が一人で電車→無理
候補2:母が車で迎えに行く→無理
候補3:私が仕事休んで母を車に乗せ迎えに行く→濃厚
候補4:姉が母を車に乗せ迎えに行く→(出発時間が早く)時間的に難しい
ってことで、私の運転で母と迎えに行くことに決定
早速退院日を休みやすい曜日にしてもらうよう父にLINEで伝えて、上司に相談
即OK
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退院当日
朝から雨模様だった
満員のバスで実家に向かい、母を車に乗せ病院へ出発
到着し連絡を待つ。。。
退院前に診察を受けるので少し時間がかかると父からLINE
OKと返信
待てど暮らせど父は来ない
はて?忘れられてるのでは?と思うほど(笑)
一日休んだので時間はたっぷりある
母と色々話した
迎えに来ている他の家族、入院付き添いの家族、色々いた
ザ・シンプソンズに出てきそうな爺さん(患者)がスタッフさんに車椅子を押されて出てきた
頑固そうな爺だなと思った瞬間
待合室で待っていた奥さんを杖で小突いたのだ
その瞬間を目の当たりにした母と私は
おそらく同じ顔をしていただろう
もう一発でも爺さんが杖で小突いていたら私が爺さんの頭をひっぱたいていたと思う(笑)
奥さんも負けじと罵っていた(頑張れ奥さん)
私だったらたえられずに見捨てるだろう
その他、肺に転移した患者と家族に今後の説明をしている内容が個室から漏れてきたり
特別室に入院するVIPな患者さんに遭遇したり
と待っていて飽きない空間だった
退院していく患者さん達の首元のオペ痕が赤黒く痛々しかった
父も傷跡はこんな感じなんだろうと想像しながら待っていた
ふと振り向くと父がいた(笑)
手ぶらだ
検査と診察がやっと終わったらしい
もう、荷物まとめて退院できると言っている
(やはり聞き取りづらい)
傷口を見てみた
ほぼ治っている(笑)
胃ろうや気管切開の周辺も自分の物として定着している
舌に移植した腹の傷も数年前の手術痕かな?位にキレイなので笑った
一対一だと聞き取れるが、一対多の会話になると一回では聞き取れない
母がゆっくり話して!と言うと
父は『ゆっくりは無理!』と言っていた
ま、慣れてくるだろう
会計待ちのロビーで父になにか食べたいものはあるか聞くと
『食べたいものはたくさんあるが、食べれるものがあまりない』
と言っていた
なので
帰りに外食するのではなく
スーパーを巡って食べられそうなもの
食べたいものを買って帰ることにした
会計は『限度額適用認定』を申請していたので安心して会計ができた
が、それでも10万超えたので私がカードで立替えた
限度額適用認定申請はとても大切だと思った
自分のときも忘れずに申請しようと思った(出産時すごい金額払ってまだ還付申請してないことに気づいた)