Milky☆めぐみのブログ -20ページ目

Milky☆めぐみのブログ

ブログの説明を入力します。

あたしはしばらく自転車を押しながら係長のことを考えていた…。
(わからんけど考えてしまう…)
あたしが係長の気持ちを分かるわけがないことは気づいていたけど…考えずにはいられなくて。
本人に聞ける内容でもないから…1人で考えるしかなくて。そうしてずっと考えて歩いているとルートとは違う道を来ていた。
あたし『やっば…っ!』
ふと気づいたときはもうかなりの距離まで来ていた。
(しくじった…)
入り込みすぎていたのか周りが見えなくなっていたよう…。
あたしは仕方なく、遠回りをして家まで帰った。ー

そしてそれから数日後の土曜日。
いつものように必死に仕事をこなし、先輩たちとちょっと話しながら頑張っていた。
(明日休みだー)
土曜日は毎回楽しみでウキウキな日になる。
だけど…今日だけはなんだか気持ちが違っていた気がした。
(なんやろ…。なんか…ちょっと寂しいかも…)
今日に限ってこんな気持ちが入り交じって…少しモヤモヤする。
誰に対して寂しいと思っているのは…ちょっぴり気づいていた。だけどこの時はあえて内心でも言わずにスルーしてとにかく仕事だけに集中した。
そしてお昼休み。
いつもの席でご飯を食べて…数分後に作業場に戻ったあたしは自分が担当していた場所に来て色々と調べて確認していた。
(あれ…?一枚なくない?……あ、あれか!)
カードが枚数分足りないと少し焦りつつ探していたらミシンの近くにあり、ホッとする。
(ふぅ……)
周りの先輩たちがはなしをしている間、あたしは近くにあった椅子に座ってふと前をみる。
あたし『っ…!!』
するとその先に係長がいた。
(…最悪…。目が合った……)
あたしは目が合ったことになんだかショックを受けてしまい、軽くうつむいて履いている上履きを眺める。
すると、その数分後に右側の通路を係長が通りすぎた。それを横目で見て感じながらまた上履きに目を落とす。
それから仕事開始のベルがすぐに鳴り、作業を始める。その作業中も何度か近くを通ったり見たり、目が合ったり… 繰り返しだった。ーー

あたし『お疲れ様でしたっ』
先輩たち『お疲れ』
無事に1週間の仕事が終わり、帰り際に先輩たちに挨拶をするとあたしは急いで自転車の方に向かう。
(今日買い物行かないかんやった…!忘れてたー…)
そう、今日は買い出しをする日だった。そのことをすっかり忘れてしまっていた…。
(急げ…っ)
自転車にまたがり、いつもより早く漕いで職場から出るととりあえず家まで猛特急。
家に着くとお父さんと一緒に近くにあるスーパーに向かった。
そしてその帰り道。お父さんは自転車であたしは徒歩だった。
あたし『まじ疲れたって…。リアル疲れた』
お父さん『帰ったら早めに休め』
あたし『明日休みやけん夜更かしするもーん』
お父さん『明日休みやけん気分いいんでしょ?』
あたし『あ、バレてた?はははー』
たわいない会話をしながら横断歩道まで来たあたしたちは、丁度そのとき車が来ていたため立ち止まる。
そして何気なくその車を見るとこちらをじーっと見ている人がいた…。
(ん……?)
薄暗くてよく見えなかったけれどその車は通りすぎて行った。…気になってあたしは二度見しては横断歩道を渡って歩き出す。
(今の…って係長じゃ…ないよね…?)
あの目付きはいつも見る係長の目付きと似ていた。
(んなけないか!まさか…!!)
たしかに似ていたけど、確実じゃないため…あたしは考えるのをよしてまたお父さんと会話しながら家まで帰った。

ーそれから数日後のお昼。ー
前日に飲み物を買うのを忘れていたため、今日のお昼は職場に来るように。とお父さんに頼んでいた。
(まさかの飲み物ないとかあたしドジやろ…)
と思いながら荷物を持って外に行き、車に乗り込んでスーパーまで連れて行ってもらう。
あたし『ついでに車のなかでご飯食べようかな』
お父さん『持って来たと?』
あたし『バッグの中にある。じゃ、待っててー』
あたしは財布のみを持って走ってスーパーの中に行き、レジの前を避けて遠回りして歩き出す。
するとお弁当コーナーで係長を見かけ…心臓が強く鳴った。
(…わっ…係長……)
あたし『ふふふっ』
動揺して声をかけられなくて、ただ軽く微笑んですぐ横を通りすぎてジュースコーナーへ。
(ぁぁ…まさかのタイミング…。びっくりした…)
バクバクする心臓を押さえつつ大好きな野菜ジュースを手にするとレジに。
するとその左側の通路から係長が歩いて来て何故かあたしの前に入った。
(え、割り込み?)
少し空いていたからか分からないけれど、あたしの前に来た係長にちょっとムッとする。
(まぁ…いっか。でもなんか気恥ずかしいわ…)
すぐ近くにいることに恥ずかしさが溢れてあたしは近くにある雑誌の表紙を眺めたりジュースを眺めたりしてごまかす。
すると。
係長『それだけ?ご飯は?』
一歩近寄って話しかけてきた。
(え…)
あたし『…車の中にありますっ…』
いきなり話しかけられて動揺しながら答えた。しかし…。
係長『ご飯は?』
(…え?……さっき答えたけどな…)
同じことを聞かれてちょっと一瞬黙りながらも、あたしも同じことを言い返した。すると。
係長『一緒にいいよ』
あたし『え…?』
(い、一緒に…?!え……?)
まさか言われると思っていなかった言葉に戸惑う。
係長『いいよ』
あたし『でも…』
今までおごってもらうことに抵抗があったあたしは否定をしてしまう。
係長『いいよいいよ』
あたし『じゃあ…』
何回か否定はしたけど、今回は係長の言葉に甘えてジュースを台の上に置いた。
係長『一緒にお願いします』
とあたしがジュースをレジに出したのを確認した係長が店員さんにそう言った瞬間、店員さんはびっくりした表情をした。
店員『一緒にですか…?』
係長『はい』
店員は何故かあたしと係長を見てあたふたしていて、なんとなく恥ずかしい気持ちになってしまう。
店員『ジュースはシールでいいですか?』
あたし『っ…』
係長『はい!!』
(…っ!!!)
係長『いいよね?』
あたしが答えようとしたら係長が先に答えてしまってびっくりする。
あたし『…はいっ』
“いいよね?”とあたしを見て問いかけてきたその表情を見るのが精一杯だったあたしだけれど…返事をしてはチラチラ違う場所を見て恥ずかしさを紛らわせていた。

~続く~