文章理解は主に国語と英語から成ります。数的処理と同様に、文章理解も得意、不得意の差が出やすい科目です。しかし、文章理解の正答率が良いと、教養科目の点数が安定しやすいため、不得意な人は投げ出さずに、得意な人も気を抜かずに、こつこつと勉強することが大切です。
まず、英語については、単語力がない人は単語帳で勉強する必要があります。しかし、いくら単語を暗記しても文章力はつかないため、多くの時間を単語帳に費やすのは得策ではないと思います。個々人の状況にもよりますが、単語を暗記する時間は通学時間等を利用して多くても30分程度にし、後は実際に英文を読んで問題を解きましょう。私の場合、大学受験をしていたので単語帳での勉強は一週間だけ電車でしました。さらに、私は問題を解き終わった後、文章を速く読む訓練として、その英文をもう一回スラッシュリーディングをしたり、文節や形容詞句を意識しながら音読をすることもありました。
次に、国語についてですが、これも問題を解くことが重要です。特に国語が苦手な人は、解答が充実している問題集を選び、解き終わった後に正誤に関わらず、解答をじっくり読んで、正解に至るまでのプロセスを身につけるとよいと思います。
私は、英語も国語も秋頃から毎日各2~3問解いていました。解く際には常に時間を意識しながら勉強すると、実践力がつくと思います。すぐには成果が出ない科目なので、毎日少しずつ勉強するのがよいです。
CSS合格者作成「公務員試験合格虎の巻」より