国家一般職で最も厄介なのがこの官庁訪問です。一次試験の結果発表後に自らアポを取って官庁に赴きます。分かりにくいとは思いますが、順番としては
一次試験(6月下旬)
一次試験合格発表(7月中旬)
官庁訪問(7月中旬)→うまくいけば内々定
人事院面接(7月中旬~8月初旬)
最終合格発表(8月下旬)
内定(10月1日)
となります。すなわち、国家一般職に最終合格できるかも分からない状態で官庁訪問をしなくてはならないのです。このデメリットだらけの採用システムのせいで、官庁訪問で内々定をもらっているのに国家一般職に最終合格できずに採用されない人が毎年出ています。
私は実際に○○省に訪問しましたが、官庁訪問でなにより重要なのは人柄であると感じました。少なくとも○○省で内々定をもらっていた人たちは皆一緒に働きたいと思える人たちでした。倍率が約5倍だったことも関係あるかと思います。人柄に加えて、訪問する際は各官庁について調べて、その官庁が現在直面している問題とそれに対する自分なりの解決案などを用意しておくべきでしょう。質問があるか、と問われることも多いので官庁に関する質問も用意しておきましょう。
官庁訪問は朝から晩まで拘束されることもあり、体力的にも精神的にも厳しいものがあります。しかし、上手くいけば7月中旬に内々定が出るので精神的にはかなり楽になるんではないでしょうか。内々定が無い場合でも最終合格後に、出先機関を中心に電話がかかってくることがあります。
私は×××から8月22日に、▲▲局から9月5日に、□□院から9月10日にかかってきました。どういう順番で電話をかけているかは定かではありませんが、私は×××、▲▲局両者の説明会には参加していましたし、単に席次順ではないようなので、説明会に参加して名前は残しておいた方がいいんじゃないかと思いました。□□院の方は、「合格者名簿を見て電話しました。」と言っていたので、もちろん席次も高いに越したことはありません。
CSS合格者作成「公務員試験合格虎の巻」より