「とんち探偵一休さん金閣寺に密室」 鯨統一郎 詳伝社
『応永一五年(一四〇八)、初夏。賢才の誉れ高い建仁時の小坊主一休に、
奇妙な依頼が舞い込んだ。
「足利義光様の死の謎を解いてくだされ」将軍職を退いた後も権勢を誇り、
ついに帝位までも狙った義満が、数日前、
金閣寺最上層の究竟頂で、首吊り死体で発見されたという。
現場は完全なる密室。しかし、義満に自殺の動機なし・・・。
一休は能楽者の世阿弥、検視官の新右衛門らの協力を得て推理を開始。
そして辿り着いた仰天の結末とは・・・。
推理界の新星が日本史の常識を飄々と覆す痛快無比の傑作!』
義満の横暴ぶりには腹が立ちましたね(`×´)
一休さんのとんち「橋」や「屏風の虎」とか聞いた話で、
唸るようなとんちはなかったのが残念でしたが
鯨さんらしい作品でした(^∇^)