その住宅は、かねてより「ごみ屋敷」として知られている住宅で、その住人と思われる74歳男性が、今回の火災によって、亡くなったという内容でした。
今回の「郡山のごみ屋敷」は全国的にも報じられ、3月末には、敷地内のごみについて、市が行政代執行によるごみの強制撤去が行われましたが、家屋内までは、住人の所有権の観点から、行うことができておりませんでした。
春先以降、家屋内にごみをため込む傾向があったこと、家屋が木造平屋建てであったため、火災により、一瞬で全焼となり、結果、命を落とす方が出てしまいました。
空き家状態で手が付けられなくなっている家屋、ごみ屋敷化した家屋など、色々な状況下にある現場の中で、作業されているのが、事件現場特殊清掃士の皆様。
この1件に限らず、ごみ屋敷の火災は多く報告されています。
このような悲痛なことが起こらぬためにもぜひ、早期対応に頂くとともに、ごみ屋敷への理解と、ごみ屋敷化する前に早めに整理・対応が行えるよう、注意喚起に努めて頂けたら有難く存じます。
ものが散乱し、うまく整理が付けられない方、片づける時間がなく、ごみが溜まっている方、世の中には色々な方がいらっしゃると思いますが、どのような理由であれ、命を落とす結果にならないためにできることはあるはずです。
そうした部分も、今回のニュースを介して、訴えていきましょう。
