「いかに」は、手法や技法を含む表現のすべて | コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和)

「いかに」は、手法や技法を含む表現のすべて

今回から「いかに」について解説していきます。
「いかに」は文章が世に表れる部分。
ここが間違っていたら、どうしようもありません。
とても大切ですので、しっかりと理解しましょう。

「いかに」は表現だと解釈されています。
このことに間違いはありませんが、
少々舌足らずと言いますか、いかにも誤解を招きそうな気がします。

「いかに」は表現の技法のみならず、形式なども含みます。
文章でいえば、トーンや言葉遣いにとどまらず、
手紙であるとか、作文であるとかいう文章の形式も「いかに」。
さらには、文章で伝える、
という選択までも「いかに」に含むのです。

具体例をあげて説明します。
思いを伝えるのに、
人によっては音楽や映像、身振り手振りを使い表現しますよね。
音楽や映像、身振り手振りも「いかに」です。
文章は、幅広い「いかに」の手段のうちの一つ
だととらえてほしいと思います。

このことは、文章を書くということと直接の関係はないかもしれません。
でも、「いかに」はもっと幅広いことなんだ、と覚えておくと、
文章表現でなんとかしなければいけない、という縛りが外れると思います。
あるいは、手紙でなければいけない、
という思い込みもなくなるかもしれませんよね。

いかに=表現は本来は自由なものです。
ここでは文章のことを中心に紹介していきますが、
いかにの自由さということは頭の隅にでも置いておいてください。

では、次回から文章の中のいかにを解説していきます!