「あなた力」を高める方法

「誰が」発信するかによって伝わり方が違う。
この「誰が」のチカラを「メディア力」というと、前回お話しましたね。

当たり前のことですが、文章は伝わったほうがいいに決まっています。
といいますか、伝わらなければ、文章の意味はありません。

よく「伝わる文章」と言うでしょう。
でも、伝わる文章が、どこか
キレイな文章や読みやすい文章を書くということだけに
ちょっと誤解されているか、寄りすぎているような感じがます。
もちろん、熟語や「てにをは」の使い方、
ここぞというときの気の利いた言い回しは大切です。
他にも文の構成やトーン、マナーなどなど。

でも、実はそれと同じくらい、
もしかしたらそれ以上に大事なことがあるのです。
それが、ここで紹介している「誰が誰に何をいかに」だったり、
コミュニケーションという観点だったりするのです。

さて、メディア力の話。

少し整理しておきましょう。
メディア力は、書き手である「誰が」つまり、あなたの信用力です。
要は、メディア力は、あなた力です。
あなたの言葉がどれだけ信用してもらえるか、聞いてもらえるか、
ということなんですね。

メディア力が高まると、あなたの文章がより人に伝わりやすくなります。
そして、この視点も重要なのですが、
より好感を持たれる文章が書けるようになります。

そして、さらに重要なのですが、メディア力は高めることができます。
文章を書くという行為を通じて、高めていけるのです。

実際にどうするのか。

前置きが長くなりましたが、非常に簡単です。
メディア力を上げるには、聞いていて気持ちのいい言葉を使うこと。
素敵だなとかいい人だな、と思われる言葉を使こと、です。
たったこれだけで、文章の書き手、
つまりあなたはいい人だな、素敵な人だな、と思われます。
簡単でしょ？？

でも、誤解しないでくださいね。
美辞麗句を並べるということではありませんよ。

文章はコミュニケーションです。
書いてある内容を伝えながら、書いている人、
つまり「誰が」の人となりを伝えているんです。
伝わってしまうんですね。

イヤミな言葉を使っていたらイヤミな人だと思われるし、
偉そうな言葉を使っていたら偉そうな人だと思われます。

当然、いい言葉を使っていたらいい人だと思われます。
じゃあ、かっこいい言葉を使っていたら……かっこいい？？
どうでしょう。気取り屋さんだと思われるかもしれませんね。

やることは簡単なんですが、
難しさがあるとしたら、このあたりです。

あなたが好感を持てる人ってどんな人でしょう。
その人だったら、どんな言葉を使うでしょうか。
そんな視点を持って、言葉を選びましょう！