「誰が誰に何をいかに」の文章術
文章は、書き手が読み手に意思や思い、指示を伝えます。
その意味でコミュニケーションであり、
「話す」ときと基本的構造は変わりません。
音声を使うか文字を使うかという違いがあるに過ぎないんですよね。
『文章=コミュニケーション』ということは、もう既に紹介しましたね。
さて、コミュニケーションといって、
おそらく最初に思い出すのが「誰が誰に何をいかに」ではないでしょうか。
話者(誰が)がいて、聞き手(誰に)がいて、
伝えたいこと(何を)があって、どう伝えるか(いかに)がある。
基本中の基本の大原則。
これをムシしては、コミュニケーションは成り立ちません!
でも、文章を書くときって、意外とこの原則を忘れていることが多いんです。
プロのライターをしていても、ついつい忘れてしまいがち。
「書く」ことに意識がいきすぎて、
コミュニケーションということが頭を離れてしまうようです。
本当は「誰が誰に…」をちゃんと意識すれば、
力強くて伝わる文章が書けるのに。
そこで、「誰が誰に…」を意識して書く文章を紹介していきたいと思います。
わかりやすいように分解して解説しますので、
第一回目は「誰が」について。
次回から本格的に「誰が誰に何をいかに」の文章術を展開していきます!