戸井十月氏の「遥かなるゲバラの大地」を読み終える。最期を知るボリビアの地で給仕したフリア・コルテスさんを訪ねたインタビューが記録されていた。
「ゲバラが死んだ1967年、スープを持って部屋にもどると、チェは縛られた両手で皿とスプーンを礼儀正しく受け取り、こんなにちゃんとしたものをお腹に入れたのは本当に久しぶりだと言いました。・・・その後フリアは家に帰り、機関銃の連射音が学校の方から聞こえた。目を見開いたまま床に倒れているゲバラが、イエス・キリストのように見えたとフリアは言う。ゲバラが座らされていた場所に、レプリカの木が置いてある。彼はそこに座ってフリアと話し、その後射殺されたのだ。
ゲバラの遺体が発掘されたのは97年6月28日。二週間後の7月12日、ボリビアからキューバに運ばれた。10月14日サンタ・クレラの納骨堂に納められた。式典でカストロはこう言った。私たちは、チェとその同志たちに別れを告げに来たのでなく、出迎えのために来たのです。チェは道徳の巨人です。戦士は死ぬ。しかし、思想は死なない。君が勝ち取ろうとした理想を実現するため、今も困難な闘いを続けている我々を助けるために君たちが戻って来てくれたことに感謝します。」
「ゲバラが死んだ1967年、スープを持って部屋にもどると、チェは縛られた両手で皿とスプーンを礼儀正しく受け取り、こんなにちゃんとしたものをお腹に入れたのは本当に久しぶりだと言いました。・・・その後フリアは家に帰り、機関銃の連射音が学校の方から聞こえた。目を見開いたまま床に倒れているゲバラが、イエス・キリストのように見えたとフリアは言う。ゲバラが座らされていた場所に、レプリカの木が置いてある。彼はそこに座ってフリアと話し、その後射殺されたのだ。
ゲバラの遺体が発掘されたのは97年6月28日。二週間後の7月12日、ボリビアからキューバに運ばれた。10月14日サンタ・クレラの納骨堂に納められた。式典でカストロはこう言った。私たちは、チェとその同志たちに別れを告げに来たのでなく、出迎えのために来たのです。チェは道徳の巨人です。戦士は死ぬ。しかし、思想は死なない。君が勝ち取ろうとした理想を実現するため、今も困難な闘いを続けている我々を助けるために君たちが戻って来てくれたことに感謝します。」