「感情豊かやねぇ」
私を見て、そう言ってくれた人がいた。
そんなこと言われたの、人生で初めてだった。
あれ?
あたしって、そうだっけ?
確かに、ここ数週間、特に、自分の感情の大嵐に、自分でもどうしたらいいか分からないでいた。
こんな激しさは、はじめてだった。
自分も同じって共感してくれる人がいた。
あがいているところを、見せてくれてありがとうと言ってくれる人がいた。
私の中には、もともとこんなにたくさんの感情があったんだ。。
今まで押さえ込んでることにすら、気付かなかった。
【cameraman Tomoko Nagata】
これ、感じきっていいんだ。。
出してもいいんだ。。
先日、智恵さんのウォーキングレッスンに参加した時、言葉にならないものがあぶれて止まらず、私はずっとずっと泣いていた。
(写真:まめちんインスタ動画より)
その時は、理由がぼんやりとしか分からなかったが、感動や嬉しさではなく、
寂しさ、悲しさ、辛さの涙だというのは、はっきりと分かっていた。
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ひとり、ゆっくり瞑想をするとき
頭に浮かんだことをノートに書くとき
自撮りするとき
人に写真を撮ってもらうとき
私の感情の車輪は、気持ち良さ、嬉しさで、ぐるぐると軽快に回っている。
最近、こんな風に感情の車輪が回る時間が増えたことで、そうではない瞬間との差が、よく分かるようになったんだ。
車輪が動かず、置いけきぼりになっているもの。
夫と過ごす時間だ。
あの時、洪水みたいに流れ出た涙の正体はこれだったんだ。
私は夫の前で、いつからか感情を出すことをやめていた。
「これ、おもろーい!あー、話したいけど、きっと夫にとってはどうでもいいことだろうな」
「これ言ったら、引かれるかな」
「喧嘩になるから、やめておこう」
「どうせ、私の話は面白くないし」
「まぁ、言わんでも支障ないし」
いつからか私は、勝手に口をつぐんだ。
いつも話題は、家のこと、保育園のことなどの業務連絡。
そこに私の感情の動きはあまりない。
あ、、、、、、
いや、待てよ?
怒りの感情がのっているぞ。
↓夫のカメラに向ける私の目。
すごく怒っている。
何の怒りだろう?
「もっと私のことに興味もってよ」
「私のこと分かってよ」
「話聞いてよ」
「笑わせてよ」
「優しくしてよ」
「愛してるって言ってよ」
「かわいいねって言ってよ」
「抱きしめてよ」
「よく頑張ってるねって褒めてよ」
ほう。。。
私は、こんな怒りを感じてんのか。
あ、寂しさもあるなぁ。
あれ?私、
この人とバカ笑いしたのって、いつだっけ?
あら?むしろバカ笑いとかしたこと、あったっけ?
ああ、、、そうか。
私が夫にカメラを向けてほしいのは、
意識的に、私を見てほしいからだったんだ。
そして、レンズ越しでいいから、
私が、夫に笑いかけたかったんだ。
私が、夫に撮影会に付き合ってほしかったのは、
私が好きなことに夢中になっている姿を、
ただ見て欲しいからだったんだ。
そりゃぁ、はじめての撮影会のとき、こんな気持ちになるのも、しゃーないわ笑↓
蓋しすぎて、押し込めすぎて、
奥底に沈殿していた思いが、やっと上まで上がってきたんだわ。
二層にくっきり分かれていたものが、混ざってカフェオレみたいだ。
えらくこじらせた、たたり姫は、
それに気付いて、昨夜、夫に少し甘えてみた。
何気ない会話と軽いスキンシップだけで、気持ちがすごーく満たされていくのを感じた。
私は甘えん坊の意地っ張り。何とも、世話の焼けるやつなのだ。
私の新たな望み。
レンズ越しとか、遠回りなこと言ってねーで、夫の前で、喜怒哀楽を出したい。
しわくちゃのじいさん、ばあさんになってもバカ笑いしてるような夫婦でいたい。
だって
私はそもそも、感情豊かな女なのだから。
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未完成のまま不完全のまま、魅せる人👗
脳内世界No.1アーティスト
\CHIAI AOKIのお店♡/
