こんにちは。chaiです。

久しぶりの更新です。





7月に保健師の仕事を退職することにしました。
次の仕事が決まっているわけじゃありません。


一昨年、新築一戸建てを建てたばかりです。
夫婦2馬力で働いていくこと前提でしたから、かなり奮発した家です。

だから、自分が仕事を辞めることなど、絶対にタブーだと思ってきました。

けれど、これまでどうにか繋ぎとめてきた気持ちの糸が、ついにプツンと切れてしまいました。




毎晩毎晩、次女の夜泣きで寝不足が続き、
仕事では、訪問やら会議やら講座やらが立てつづき、
旦那さんの帰りは深夜で
仕事と家のことを回していくのがムーリーー。。。




収入が安定した仕事ではあるけれど、
私、この職場で定年まで働くの?



定年まで早起きして定時まで働き
帰って家事してぶっ倒れるようにして寝て
肩腰バキバキの身体を、やっとの思いで布団からはいあがらせて、また仕事にいくの?




あれ?
そもそも、なんで私保健師してるんだっけ?













私って、そういえば、ファッションがすきだったよね?


中学、高校時代は、
休日や下校後にヒマさえあれば、鏡の前で、1人、延々とファッションショーを繰り広げていた。父や母、祖母のタンスから勝手に服をひっぱり出して、自分の手持ちの服と組み合わせて、何通りものコーディネートを考えるのが楽しくて仕方なかったんよねー。



母の若い頃の服を勝手にハサミでジョキジョキ切って、祖母の足踏みミシンで、自分流の服にリメイクするのが楽しくて、一日中没頭しよったなぁ。
(今考えたら、すさまじい集中力だった)




そういえば、社会人になって、初任給で買ったのは、ミシンやった。(ジャパネットタカタで。)




あぁ、そうそうそうだった。
私が保健師になる分岐点は、高校二年生の頃。

それまでは、ファッションやメイクに興味しんしんだったのに、高2の後半で急に進路に焦って、考えついたのが、母や姉が進んでいた看護の道だったんだ。
とりあえず、家族がみんな看護師してるから、自分も看護の大学へ行こう。
将来も安定している職業だし。
興味あるのは美容系とかファッション系だけど、何となく収入不安定そうだし、成功して食っていける人なんて、ほんのひと握りだ。自分なんかにやれるはずがない。と、フタをしたんだ。


あぁ、そういえば、小・中学校のときは図工で物を作ったり、姉の描く女の子の絵とか、漫画のキャラクターを真似て絵を描くのがめちゃくちゃ好きだった。好きで、結構凝ったもん作るもんだからか、作品が入選に選ばれることもあったな。
けど、美術とかデザイン系とかの進路なんて、選択肢にさえ上がらなかった。身近にその世界で活躍している人を知らなかったからっていうのもあると思う。








私の心が反応するのは、ファッションや絵画やデザインや美容。



けど、頭でコントロールして、安定の職業を選択。その選択した安定の仕事には、私の心が反応する要素は、限りなく少なかった。



一日中着ているのは、仕事着。真っ黒なポロシャツ、紺色のズボン、白い靴下、白いスニーカー。

いつのまにか、ボサボサ髪のよれっとした仕事着が板につき、鏡に映る自分のこの姿には、しっかり見慣れた。32さい、二児の母。




うんうん、がんばってるねー。
しょんないよ。
こんなもんよ。
家のローンを返済もあるんやけん。








笑笑





なるほど。



だからか。


今の自分への違和感の謎がとけた。ていうか、最初から分かっていたんだ。気づかないふりをしてきただけ。









そういや、私、中学・高校で制服を着るのが嫌だったな。同じ制服なのに、何故だかオシャレに着こなせる人が羨ましかったな。私には、その小技ができなかった。制服着ると、とたんにヤボったくなる。だから、制服のときは濃いメイクをして、ちょっとでも洒落っ気を出せるようがんばった。
制服を脱いで、私服になると途端に、服の着こなしを無限に考え出せる感じが楽しくて、だから制服よりも私服姿の自分が好きだった。



大学では、毎日私服で過ごせることが嬉しかった。
けど、実習でナース服を着るのが嫌いだった。途端に野暮ったくて、何の変哲も無い自分になるから。

あぁ、単純。






ということは、







私の喜びの一つは、、
人生の中で、自分のすきなファッションを身にまとう時間を増やすこと。






古着屋の無数にある服の中から、
これやという服を選んで組合わせるのだって得意やん。




そうやん。



そうやったやん。




ああ、思い出した。

私、ファッションが好きで、
旅行が好きで、
絵を描くことも好きで、
習字は子どもの頃は嫌いだったけど、
大人になった今、結構好きで、
気がのれば運動も結構好きで、
やっぱり服が好きで、
髪型も色々やってみるのが楽しくて、
あぁ、メイクも研究してたなぁ。
漫画も好きだった。


色んなことが、すきだった。





ひとつずつ、はじめていこう。



服装のこと、
美容のこと、
絵画のこと。

いろいろ。




自分が表現してみたかったことを、
あのとき、諦め続けてきたことを、
いっこずつ拾っていこう。



やらせてあげよう。


安定をえらんだら、心が不安定になっていた。
なんじゃこら。なんでやねん。笑



さあ、
ローン返済のために生きるのではなく、笑
自分のやりたいことをやるために、
生きてみよう。


えらぶ基準は、すきか、きらいか。
やりたいか、やりたくないのか。
それだけだったんだ。



あぁ、勇気がいる。

あー、こわい。


あーー、でもやってみたい。



どうにかなるよ。


だって、今までもそうだった。

高校の、模試では、E判定しかとったことなかったのに、なんか知らんけど、行きたい大学行けたやん。(推薦でなんとか。)


生理不順で、子どもできんて思ったのに、なんか知らんけど、二人もかわいい娘授かれたやん。

一生無理と思ってたのに、なんか知らんけど、正職員の保健師にだってなれたやん。

なんでか、一戸建ても建てれたやん。

すげーやん。


すごいやん。


なんかしらんけど、いつもどうにかなるんやもん。

これからだって、そう。


なーんだ。大丈夫やん。