パパが天国へ

その後の喪失感が、だんだん込み上げてくる

晩御飯なに?
今日はどうだった?

うまい!
そんな事。気にしないで大丈夫。
ここ掃除したん?
綺麗になったね。
お弁当、ゴチ。

そんな当たり前の言葉で、私は毎日を当たり前に生きてこれた。

パパ、私は子どもは宝物。
何にも言ってくれないけど。

ちゃんと感じとってくれてるのも、充分わかるよ。

だけど、パパは毎日毎日言ってくれてた。
うまい!

仕事であった事も、そんな事
命取られる訳ちゃうんやから、明るく行きなさいよって。

パパ。
もう一度言って欲しい。

パパが天国に行く事なんて、命取られる訳ちゃうねんから、大した事ちゃうねんから、元気に頑張れって。

パパ、元気ですか?
私の事、見えてますか?