またまた前回の続き、大きな魂 パラマートマーとは?
私達が生まれた時にハートに宿り、私達の過去・現在・未来
を知っています。
全ての者の過去・現在・未来も知っています。
このパラマートマーが私達に許可を与え、パラマートマーが許可したものだけを、私達は実現できるのです。
私達が、何かをしたいと思っても、実現しないことがあります。
例えば、電話をしてもつがらない…会いに行っても、会えない…
これは全部パラマートマーがやっています。
つまりパラマートマーには、監視と許可の2つの役目があります
次に私達が、過去におこなった事をカルマといいます。
カルマとはサンスクリット語で、行為・行動という意味です
行動すると必ず反動(反作用)があります
例えば、私達が何かを言ったら、それに応じた言葉が返ってきます。
物理学の作用反作用の法則と一緒で、発したら返ってくる言葉が
あるのです。
言葉一つで、相手を傷つけることも喜ばせることもできます
仕事したら、仕事の結果、お金や地位を得たりすることもあります。
その反動の総称をカルマともいいます。
私達の前世のカルマ(行為)に応じて、この体を得、前世の行動に応じて、喜び悲しむ現象がこの世界に起こってきます。
それを最終的に司っているのが、胸部に宿るパラマートマーという、クリシュナの部分的な化身です。
私達は、自分が肉体だと思っていますが、肉体の中に下着があります。
心と知性とアハンカーラ(これが私、エゴ)で構成されている下着が幽体です。
幽体の内側に私達の本体である、永遠で知識と至福に満ちた魂が
存在しています。
ですから本当の自己は魂であるということです。
この魂は微小で、大きな魂から来ています
この根源の魂こそが、私達の本当の魂の父親であり、母親である
クリシュナです。
このクリシュナのことを神(至上主)といったり、クリシュナから発せられる光を見て、ブラフマンだといったりするのです。
全ての生命体の中にいて、全てを見ている主の化身が、
バガヴァーン、クリシュナの部分的な姿である
パラマートマー(スーパーソウル)です。
(グル*ジャーヤナンダ・ダーサ著*ギーターから引用)