前回の続き、グルの言葉魂のお話
魂の事を、サンスクリット語で「アートマン」と言います。
「アートマン」を定義する際に、考えなくてはいけないのは
魂と反対するものは何ですかというと、それが肉体です。
魂がどのような性質を持つか、私達(魂)は、すごく小さな
微小な魂です。
それは火の粉に例えられます。
焚火をしていると火の粉が、ポッ、ポッ、と飛びます。
しかし、火の粉は小さすぎるので、すぐに火が消えてしまいます
これが魂です…
魂なのですけれども、魂の性質を忘れてしまう傾向がある、
これが私達です。
小さな魂があるということは、大きな魂も存在するということです。
この大きな魂を「ブラフマン」「パラマートマー」「バガヴァーン」といい
厳密にいうと、この3つは別のものを意味しています。
「ブラフマン」=この光は至上主の後光です
「パラマートマー」=パラとは「超越している」「大きい」という意味、パラマートマーは、各生命体の胸部に宿っているばかりか、宇宙のすべての原子の中にも宿っています。
「バガヴァーン」=バガは6つの富を表します
①富 ②力 ③名声 ④美 ⑤智慧 ⑥無執着
ヴァーンは、持っているという意味です。
バガヴァーンとは、これらすべてを完全に持っている人物のことです。
つまりバガヴァーンとは、全ての物質的宇宙、全ての精神的な宇宙を創造した、全てのものを持っている根源の大きな魂のことです。 (ギーター引用)