電磁波過敏症単独の症状については深入りするつもりはありません。
 あくまで、化学物質過敏症から電磁波過敏症を発症した方を想定して書かせていただいてます。
 化学物質過敏症を発症してから電磁波過敏症を発症するが多いみたいですが、なぜ不調の原因を電磁波と判断したのかもう一度考えてみてください。

星が教えてくれた
 子供の頃から星を見るのが好きで、天文の本も良く読んでいました。星には目で見える可視光以外にも電波やエックス線で観測する方法が有ること、遠くに有る星が宇宙の膨張により波長が延ばされて赤方偏移することなど、電磁波(光も電磁波です)について自然と勉強してきました。
 その後アマチュア無線の免許を取ったりしましたので、一般の人よりは電磁波の知識は有ると思います。

それを言っちゃダメでしよ
 そんな私が化学物質過敏症になり、某NPO法人会長に伊豆の療養所で会ったとき、こんな事を言われました。 
会長:「あなた電磁波過敏症はどうなの?」 
私:「大丈夫です」 
会長:「そのうち電磁波過敏症になるわよ!」
私:「化学物質過敏症だけでも大変なのに、絶対なりません!」
「今見えている光も電磁波って知っていますか?そこら中電磁波だらけですよ」
会長:「えっ!...」
 

 私も他の患者みたいに驚いて電磁波を怖がると思っていたのでしょうか?電磁波についてあまり知らない上に、「電磁波過敏症になるわよ!」はマズイですよね。絶対言ってはいけない言葉です。


 健康な時ならまだしも、弱っている時にこの様に言われると、その通りになってしまうかも知れません。


懐疑的に思う理由
 私は以下の理由により、電磁波過敏症については懐疑的に考えています。

 

  • 電磁波と化学物質の物質的関連性は殆どない。
  • 化学物質過敏症を発症してから複数の人に「そのうち電磁波過敏症になる!」と言われた(暗示作用)
  • 電磁波の専門家?がいい加減なことを言って電磁波についてあまり知らない化学物質過敏症患者を脅してマウントしてくる。


間違った例 (驚くかも知れませんが、こう言うことを信じてしまっている人がいます)
・音も波なので電磁波である。○○さんが言っていた。(アインシュタインもビックリ!音は空気の振動、電磁波は電界と磁界の連なりで空気のない真空中でも伝わる。電磁波と音は全く違う)
 

・光は電磁波と言うと驚く。(だから日に当たると皮膚が赤くなるって?それは日に焼けたのです)
 

・便利なスマホは手に持って離して通話すれば大丈夫と使っているのに、遥かに小出力の距離の離れた家の外にあるスマートメーター(電力メーター)を怖がる。(〇〇さんが危ないって言っていた!)
 

・コンセントから電磁波が出て部屋中充満して、隣の部屋までドアの隙間を伝って充満している。(電磁波は減衰することを考えていない。コンセントからの微弱な電場は電化製品を使っていなくても僅かに漏れるが、30cm位離せばほぼ感知できないくらい減衰する。)
 

・エアコンをつけると咳が出る。有名な先生が電話診療でエアコンからの電磁波が原因と言った。(エアコン内部やファンをよく覗いてみてください。カビだらけではないですか?)
 

・カーナビ、タイヤから電磁波が発生する?(もし電磁波が問題となるならば、電磁波の強さと距離、暴露する時間である。世の中すべての物から電磁波は発生しているといえるので、発生するしないで判断する事が間違い)

  • ガソリン車エンジンのスパークでかなりの不規則な電磁波が発生している。又の間にエンジンのあるバイクに乗る電磁波過敏症の人が居た。大丈夫なんだろうか?何故スパークを発生しないディーゼルエンジン車に乗ろうという話は出てこないのだろうか?
  • SAR値(比吸収率)の小さなスマホを使えば安全としてSAR値の小さなスマホを選んで使用している。確かに機種ごとにSAR値は違うが、基地局との距離が遠ければ高い出力の電波(電磁波)が、近ければ小さい出力の電波を発生させて無駄に電池を消耗させないようにさせているので一概には言えない。 スマホの電磁波は SAR(比吸収率) で評価され、2 W/kg 以下 であることが法律で義務付けられている。したがってとんでもなく強い電磁波を発生させるスマホは無い。

   規制は 電波法 と 無線設備規則第14条の2 に基づく。

   5Gミリ波は 電力密度(PD)2 mW/cm² 以下 が基準。

   実際のスマホは、基準よりかなり低い値で設計されている。

 
  • 電磁波はピリピリ、ビリビリするものではない。電気や静電気と電磁波を混同している。電気(感電)や静電気はピリピリ、ビリビリする。皮膚の異常感覚などを勘違いしていることもあるのではないか?可視光や電波など長い波長の電磁波は主に熱反応で暖かく感じるものである。

 ここで勘違いしないで頂きたいのですが、電磁波は安全と言っているわけでは有りません。規定量以上の電磁波を浴びるのは避けた方が良いでしょう。特に子供たちは成長過程で悪い影響が出ないとも限りません。(赤ちゃんを体の前に抱っこして頭の横でスマホをする様なことは避けた方が良いかもしれません)就寝中はスマホの電源を切るとか、長時間の使用も避けるような配慮があった方が良いかもしれません。
 だからといって化学物質過敏症だから電磁波過敏症になるというのは絶対に間違いです。

 世の中の全ての物は熱を持っています。熱を持っているという事は分子が振動しているという事で、そこからは微弱な電磁波を発しています。あなたからも微弱な電磁波が発生しています。


 何でも良いので「あっ!それっ!電磁波だからヤバいですよ!」と誰かが言った途端、あなたはそれを体に悪い電磁波と認識してしまうのではありませんか?電磁波過敏症患者は、すべての電磁波を避けて生活しなければならないと思っていると、やがて蟻地獄に落とし込まれてしまいます。すべての物から電磁波がでているのですから。自分の体を含め、身の回りすべての物から電磁波がでています。だから、電磁波を完全に避けることはできないのに、できないことを皆さんやろうとするから壊れていってしまうのです。
 

 この文書、前述のブログのコピペです。化学物質を電磁波に置き換えました。



番外:ナショナル・レディオ・クワイエット・ゾーンって知っていますか?
 AIにまとめてもらいました。


 アメリカのウェストバージニア州にあるグリーンバンク(Green Bank)という町。そこには世界最大級の可動式電波望遠鏡があるため、周囲が「全米電波静止地帯(National Radio Quiet Zone)」という特別な区域に指定されています。電磁波過敏症(EHS)を抱える人々にとって、ここは現代社会で避けられないWi-Fiや携帯電話の電波から逃れられる「聖域」のようになっているのです。
​この場所について、いくつかのポイントに分けて解説します。

​1. なぜ電波が制限されているのか?
 ​グリーンバンクには、高さ約150メートルもある巨大なグリーンバンク電波望遠鏡(GBT)があります。


​ 驚異的な感度: この望遠鏡は、宇宙の彼方から届く、雪の結晶が地面に落ちるよりも微弱な電波を捉えようとします。(この表現は微妙ですが、月の地面に置いた携帯電話を見つけることができるほどの感度だそうです)


​ ノイズの排除: 携帯電話、Wi-Fi、電子レンジ、Bluetoothなどの微量な電磁波でも、望遠鏡にとっては猛烈なノイズになってしまい、観測を妨げてしまいます。


​ 厳しい規制: そのため、半径約16km圏内では電波を発する機器の使用が厳しく制限(または禁止)されており、パトロールカーが「電波漏れ」を監視しているほどです。(法律で規制されてます)

2.現地での生活スタイル
 ​この町での生活は、まるで数十年前の時代にタイムスリップしたような独特なものです。
 ​通信手段: 携帯電話は圏外で、インターネットは有線(LANケーブル)のみ。連絡手段は主に固定電話(公衆電話)です。


​ 家電の制限: 電子レンジの使用は禁止されており、どうしても使いたい場合は電波が漏れないよう特製の金属箱に入れるなどの工夫が必要です。


​ ガソリン車の制限: 望遠鏡のすぐ近くでは、スパークプラグから出る微弱な電磁波すら避けるため、ディーゼル車しか走行できないエリアもあります。

 日本には残念ながらこの様な法律はありません。(観測所敷地内で携帯電話を切る程度の規制のみ)
 お勧めしませんが、行ってみますか?