好きな仕事をするには覚悟がいりますよね。
そして好きな仕事を選んだからといって継続できるとは限らないものです。
起業しても3年以内で廃業されるのは80%以上という事実がある。
だから好きな仕事で継続していけることは本当に幸せなことだと思っています。
27歳で会社勤めを辞めた私にとって会社の有り難さは本当によくわかっています。普通に会社にしてもらっていたことも全部しなければならない大変さ。
独立してからは仕事のことはアタマを離れたことが無いくらいです。
でも好きな道を選ぶのはそんなに容易いことではないということ。
そして覚悟もいれば自分が全ての責任を負うという責任もあります。
選んだ道を歩むのは、楽しいことばかりじゃない。
でもそれらのストレス、いわゆる負荷があるからこそ遣り甲斐があるのですよね。
だから私は起業をすすめたりはしません。
起業したいけど、どうしようかな。なんて相談するくらいなら起業しちゃいけない。
苦労しても自分の信念を貫き通す覚悟があるかどうか、それがあるかどうかです。
私利私欲ではなく社会に貢献することへの熱い想いがあるか。
だから若い世代には会社勤務で学べるだけ学んでからでも遅くないと言っています。
女性の場合は、特になのですが。
ビジネスの軌道に乗せるのが苦手な人が多い。
理由は「いいですよ~」なんて安う請け合いをして売上や利益を除外したコミュニケーションを取る人が多いからです。
もちろん!ご主人がいらして趣味程度に仕事をするなら問題はないですが、本気で事業展開したい人やシングルマザーなど売上を確実に確保して利益を出さなくてはならない女性でも数字に無頓着なケースが多いのです。
自分が活かせる自分の選ぶ道。それは数字が必ずついてきます。
ボランティア的な発想でする人は周りにも同じような感覚の人が集まり、互いに売上ができない仕組みの中で存在し合っている。
そして女性起業家への国の施策など助成金や補助金を申請しては、そのお金から利益を生めずにいる。それでもまた誰かに無償で協力してもらおうとしている人も多くいます。
それではいつまで経ってもビジネスにはならないですよね。
だから言いたいのです。
しっかりとビジネスの話しができるようになりなさい、と。
その為には会社勤務で鍛えられることも必要ですね。
ビジネス社会はまだまだ男性が中心の社会です。
そこでしっかりと事業を発展していけるかどうか、その力を持っているかどうかです。
商談の仕方も知らず、仲間と仕事をしては「もめごと」になり、苦労する。
無料でしてくれる、協力すると言ってくれたのにと相手を責める。
でも、それは間違いです。
ビジネスの世界に「無料」ほど信用性の無い物はありません。
プロは必ず仕事した分、請求します。これが当然であり当たり前なのです。
知り合いだから、仲がいいから。それはビジネスではなく単なる知人や友人。
ひとりでも厳しいビジネス社会に入り込んでいける覚悟とスキルは最低限必要です。
選んだ道で後悔しないように。
好きな道を歩むにはそれ相当の覚悟がいる。
それを忘れずにいてほしい、と思うのです。