毎朝、長い柄のちりとりとゴミ挟みを持った若い男性と出逢います。
月曜以外は雨の日も傘をさしながら自分のお店の周辺を30分以上かけてゴミ拾いをしているその人はお洒落なヘアサロンの若い店長です。
会う人、会う人に「おはようございます」と笑顔で声をかけながら
店の近所だけでなく、グルリと一角を30分以上かけて歩きながらゴミをひたすら拾っています。
見た目は今時の若い感じでパンツも腰履き過ぎる程の腰履き。
髪の毛は金髪に近い色で派手ですが
開店して1年間ずっと続けて清掃する姿を近所の人たちは見ており、いつの間にか、そのサロンは予約でいっぱいのサロンになっていました。
その店長はゴミ拾いで学んだことがあると言います。
それは「自分に勝つこと」
雨の日は自分も濡れるしゴミも濡れていて嫌で仕方がないので何度も今日は雨だからいいか、と言い訳をつくり止めようと思ったこと。
寒い日は、手が痛くなるしもういいか、と思ったこと。
暑い日は、汗だくになるので10分でいいか、と思ったこと。
それでも毎日続けてこれたのは
そんな気持ちになる自分に勝つしかない!ということ。
言い訳も、嫌な気分も自分から生まれてくるものだからこそ自分に勝つしかないということを毎日のゴミ拾いから学んだそうです。
続けるのは簡単なことではありません。
どんなことでも継続できる人は自分に勝つ意思があるだけでなく葛藤を乗り越え「やると決めたらやる」という行動力があるのですね。
最近の若い人は・・・などと言わずに見習うべきことは年齢に関係なく見習うことも大切ですね!