昨日、報道番組でLCC格安航空の特集を見た人もいるでしょう。


どう思いましたか。


効率化、稼働時間のアップなど、視点は色々あったと思います。


私が、注目したのは、今まで、不必要なサービスが、いかに多かったことか。


それが価格に跳ね返っているということです。


もちろん、一昔前なら、飛行機に乗るのがステータスだった時代もありました。


飛行機に乗ったら、食事もアルコールもタダ。


「ビーフ or フィッシュ?」


「ドリンク?」


なんて、スチュアーデスさんが聞いてくれる。


美人のスチュアーデスさんにときめいたりして・・・。


周囲に聞いたら、飛行機に乗ったことがない人が多い時代には、許されたかもしれません。


しかし、現代は、グローバル時代です。


全国、海外を飛び廻るビジネスマンにとって、飛行機は、単なる移動手段。


ビジネスで乗る人にとっては、飛行機内も仕事です。


半日乗っているなら、まだしも、4~5時間、国内なら2時間もあればほとんど到着します。


そんなサービスは要らないと思いませんか。


観光などで、求める人がいるなら有料で販売すれば良いことです。


また、運賃体系も時代に合っていません。


1ヶ月前なら、割引運賃。7日前では、正規運賃を払わなければならない設定は、足元を見ているとしか思えません。


飛行機の搭乗率を上げたいという経営側の視点であって、顧客のニーズの発想からではないことだけは確かです。


デフレスパイラルに陥っている日本、「安い」ことを推奨しているわけではありません。


求める人に、求めるだけのサービス(機能)をつけることが、適正価格だと言っているのです。


今、日本で作られている商品、サービスに、こんな必要ではない(メーカー側から見た)サービスが載っているのが多いと思いませんか。