いくら政治、経済について、関心のない人でも、


パソコンやWEB、ネットに詳しい人なら、


スティーブ・ジョブズと聞いて、知らない人はいないだろう。


その彼が、死んだという速報が流れていた。


その道では、マイクロソフトのビル・ゲイツが有名だが、


Appleに復活して以降のジョブズも、近年、最も、注目された経営者ではないだろうか。


もともと、ジョブズは、Macの共同創業者。


最近であれば、GoogleやFacebookの若い創業者が注目されるが、


そのはしり、とも言える。


と言いながら、ジョブズについて、関心を持ち出したのは、iPodの発売の頃からだ。


正直、たかが音楽配信、


ソニーのウォークマン(の発想)が取られた、程度にしか、思わなかった。


それが、今のスマホの火付け役というか、世界一のIT企業にしてしまったのだ。


時間にして、10年ほどのことだ。


iPod発売前は、会社不振、存続危機とも言われていたにも関わらず、だ。


とにかく、驚くことは、


パソコンのハードかソフトかは分からないが、当初は技術者だった、ということだ。


文系(この言葉も死語かな?)人間の私にとっては、ノーベル賞なみの頭脳の持ち主と思っていた。


ところが、iPad、iPhone、iPodなんて、


技術的にみたら、大したことがないのは、素人にも分かる。


それが、これだけ世界を席巻してしまった。


優れた経営者とは、こんなところ、なのだろう。


とにもかくにも、まだ56歳で亡くなったジョブズ。


生きていれば、これから、どんな商品(いや発想)を世に出してくれたか、と考えると、


本当に、残念で仕方がない。