この歳になって、はじめてステテコなるものをはいた。


ステテコというと、ドリフのひげ親父のパッチ姿を思い出す。


ダサイという言葉の代表例だと思っていた。


しかし、今年は原発事故により、電力不足が叫ばれ、誰しもが節電を考えざるを得ない状況になった。


そんな折、あるところで(速乾性)ステテコが涼しいとの情報を耳にした。


実際に、色、デザインも、昔のパッチとは、ほど遠くカラフルである。


ものは試しに、買ってはいてみた。


感想は、涼しい。


ズボンのまとわりつくうっとうしさがないのだ。


真夏になると、汗でスボンがまとわりつくのが解消されると感じた。


ステテコ、イコールダサイ、とこれまではいたことがなかったが、やはり、クーラーが普及していなかった時代に、はいていただけのことがある。


もちろん、生地の素材が変わったこともあるのだろうが、快適である。


節電のため、クーラーの設定温度など、1℃、2℃高めに設定するように言われている。


昨年までは、夏のビルは寒いぐらいだったことを考えると、


この機会に、昔の夏の過ごし方を振り返って、取り入れてみるのも良いかもしれない。


扇風機、うちわ、蚊帳、打ち水、カキ氷、濡れタオル、風鈴、浴衣、などなど。


古くても、今の時代にあったもの、新しいもの(発見)があるのでは。