最近のマスコミの報道に疑問を感じて仕方がない。


京大、他大学のネットカンニングの件、19歳の浪人生が逮捕された。


手法については、さすが現代版カンニングだ。


しかし、その手法について暴くのは再発防止という意味で当然だと思うが、浪人生個人についてそこまで報道すべきか。


手のひらや消しゴムに書いたり、隣の回答を覗いたりしたカンニングと同じだ。


見つからなければ、見たいという誘惑は、誰にもある。


ましてや、報道されるような家庭環境なら、どうしても合格したい、と思って当然だ。


カンニングを肯定するつもりはない。


ただ、個人を特定して、その生い立ちや現在の生活を暴く報道は必要ないと思う。


罪を憎んで人を憎まずだ。


19歳の青年の将来、いったい誰が立ち直る支援をするのだろうか。


間違いなく、立ち直る機会を奪っているのは、マスコミだ。