●初めての方はお読みください●

〇電話・オンラインカウンセリング（全国対応）、事務所での面談カウンセリング

＊どちらも初回は30分無料（初回30分無料は2024年3月31日で終了します）

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＊お昼の記事の続きです

お昼の記事で書きました様な

「家族の良いとこ取り」

「上澄み（良い部分）だけ

持っていくのもかかわらず

感謝を強要してくるモラ夫」

と暮らしてきて、

それで限界を迎えた

弊事務所のクライアントのAさんが

おりました。

（以下は、Aさんの許可を頂いて

書かせて頂きます）

Aさんは

モラ夫のDVモラハラが

とにかく怖くて仕方ありませんでした。

子どもの前でも不機嫌を露わに

家庭内が重たい空気になる事や、

Aさんに向けられた暴力が

いつか子どもに向いたらと考えると

それも怖くて、

とにかく

「夫を怒らせない」

「夫を不機嫌にしない」

が生活の最優先事項に

なってしまっていました。

Aさんのモラ夫も

家族間の面倒くさいこと、

下調べや下準備の様な事は

全てAさんに丸投げで、

しかし良い所だけ自分の手柄にして

「してやった」

「してやった」

と感謝を求めるタイプでした。

けれど先述の通り、

AさんはDVモラハラをされて以来

夫に強い恐怖心があった為、

心にたまり続けるモヤモヤに

蓋をして、

ずっと我慢していました。

そんなAさんの心に

これまでと違う風が吹き込む様な

出来事となったのが、

お子さんの受験でした。

Aさんのお子さんも

モラ夫（子どもから見てモラ父）から

様々な暴言や人格否定、

高圧的な圧迫を受けていましたが、

そんな中でも努力を重ねて

有名難関校に合格したのです。

Aさんはこの出来事を、

「ただただ、この子の努力の賜物」

と受け止めていました。

しかしモラ夫の方は。。

受験勉強中も子どもの努力を

踏みにじる様な暴言を吐き続け

子どもを馬鹿にし続けたのに、

子どもがステイタスになる様な

難関校に合格したとたんに

手のひらを返し、

まるで最初から子どもの受験を応援し

誰よりもサポートしてきたのは

自分だ、と、

そう周りの人が誤解する程の言い方で、

周囲に触れ回る様になったのです。

けれど実際はモラ夫は

良いとこ取りしかしたくないので、

合格した喜びは味わっても、

合格に到達するまでの苦しい時期、

子どもの受験期間中に

地道なサポートをやり続けたのはAさん。

なのでモラ夫は周囲の人に

塾の事や模試のことを聞かれても

よく分からないし、

子どももAさんには言っても

モラハラ父には何も言わないので、

進学した学校の事を聞かれても

答えられない状況でした。

それを見ていたAさんは、

そもそも努力を重ねて合格を

勝ち取った子どもの、

その努力をスポイルする様な

言動をするモラ夫を

初めて”許せない”と感じ、

同時に、

何もしていないし

分かっていないのに周囲に

”サポートしたのは俺だ”

とアピールし、

けれど

周囲に質問されても

何も答えられないモラ夫を見て、

「まるで裸の王様みたい」

と感じたそうです。

その後Aさんは

しばらく今後の事を悩み続け、

かなり苦悩の時間を過ごしたの

ですが、

最終的には

Aさんが体調を崩した時にモラ夫が

「チッ」

と舌打ちしたという事件を経て（汗）、

現在は別居生活を送られています。

Aさんはこの一連の出来事を

振り返り、

「家族って、

そもそも”良いとこ取り”出来る様な

間柄では無いんですよね」

「苦楽を分かち合う、って言葉が

ありますけれど、

苦楽を分かち合う中で

本当の夫婦や家族になっていくんだと

思います。

この観点でみると、

”楽”は分かち合えても”苦”を

分かち合えなかった私たちは、

本当の意味で夫婦では無かったのかも」

という趣旨を仰いました。

「昔の、夫を怒らせないことや

不機嫌にしない事を最優先にしていた

頃の私だったら、

子どもが受験に合格した時に

喜ぶ夫を見て、

夫が喜んでいるならいいや、

って考えたかも知れません。

もっと言えば、

『子どもが合格して良かった、

不合格ならきっと夫に怒られて

酷いことになっただろう』

と安堵もしたかも知れません。

でも、

やっぱりこの時ばかりは

このままでいいのか？って

思ったんです」

とも仰いました。

家族や夫婦という関係の中で、

誰か一人だけが「良いとこ取り」すると

言うことは、

「それ以外の（良くない）部分」

の負担は他の誰かに

集中するという事になります。

この時、支え合いやお互い様が

成り立っているなら良いですが、

常に特定の誰かにだけ

この負担が寄っているのだとしたら、

それはその関係性に偏りがある事を

意味していると考えます。

もしこのような状況を今現在

生きている方がいらっしゃるなら、

どうか気付きに結びついたら、

と思います。

Aさん、

今回は貴重なご経験を書かせて頂きまして

どうもありがとうございました。

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”良いとこ取り”で感謝の強要2～モラハラ