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 C r y s t a l S o u n d  

  作曲家・サウンドクリエイターTOMOのブログです。

クリスタルボウルを選ぶにあたって、
私が基準にしているものは、「音程」。
 
ピアノやギターなどの楽器と合わせやすいように、
また、純正な音程を作りやすいように、
といった基準で、ボウル選びをしているのですが…
 
中には、その基準にあてはまらないのがあります。



 
 
写真に映っているボウルたちが、そう。
ピッチが中途半端で、他の楽器と合わせづらい上、
基本、白か透明のボウルが好きな私には、
このカラフルさは、あまり好みじゃありません。
 
なーんで、こんなの買っちゃったかなー
誰かに譲ろうかな?
なんて思っていたのですが。
 
 
この4つのボウルたちの音、
実にバラエティ豊か!
 
組み合わせ次第で、独得な音波を出せたりとか、
持ち歩きに便利そうだったり、
(これ、実は楽器にとって非常に大切な要素の一つ^^)
1つだけでヘンな倍音を出せたりと、
とにかく、使いどころ満載なボウル達だったのです。
 
 
私は、クリスタルボウルを打楽器だと思っています。
世に広く言われているような、
ヒーリング効果には着目していません。
 
でも、そんなことを、
ほんのちょっとだけ意識してもいいかも?
と、思うようになりました。
 
 
でも私の役割は、あくまでも音作り。
すごーく気持ちいい音を出すこの「楽器」を使って、
いろんな音楽を生み出していくのがお仕事なのです^^。
楽譜は、作曲家からのお手紙です。
 
その時代を生きていた人間だからこそ、
生み出すことのできた、その音楽を…
 
こんなふうに演奏してね
 
そんなメッセージが、入っているのです。
 
 
とっくの昔にこの世を去った、
バッハさんやらベートーヴェンさんからのお手紙。
 
そう思うと、じーっくりと読み込んでみたくなりませんか!!
 
 
楽譜に記されている、和音と和音の移り変わりや
旋律の構成、音のそれぞれの重なりは
その時、彼らの頭の中にあったもの。
 
それを、現代の私たちが再現できるなんて、
とってもすごいことだと思うのですよ。
自分の曲を、練習しています。
 
考えてみれば、今まで曲を書く時って、
誰か演奏者に頼むか、パソコンに打ち込むかしてたので、
自分で真面目に演奏するのは、初めてかもしれません。
 
 
「楽譜通りに弾くのがつまらなくて…」
という言葉をよく聞きます。
 
でも、曲を書くほうの立場から言わせていただくと、
音を一つ選ぶのにも、速度を決めるのにも、
全部、意味があるんです。
 
和音や旋律の一つ一つはもちろんのこと、
アクセントの位置とか、スタッカート、
accel.の開始位置とか、もう全てにおいて。
 
あーでもない、こーでもないと塾考を重ねた結果、
ようやく作り上げた、渾身の音の集合なんです。
 
だから、ホントは、
楽譜どおりに、演奏してほしいんですよ~~~。
 
 
まあ、曲によっては演奏者にお任せしたいところもあるし、
演奏者の感性が、曲の新しい表情を見せてくれることも、
多々あるのですが…。
 
「楽譜通りにとか、言われたとおりに演奏するなんて!」
 
という言葉を聞くたびに、
実は心がズキっとなっている私(笑)
 
あー、お気持ち、わかりますけど…。
 
でも、楽譜にあれこれ指示の書いてある曲は、
なるべく、楽譜どおりに弾いてくださ~い。
よくよく楽譜に集中すれば、
作曲者の意図が読み取れると思いますよー。



 
写真は、画家の 高瀬美子 さんの絵と、うちのピアノです。