
禁じられたほどに、美を象徴した色|美人の色(後編)
こんにちは💎Mokaです。
「美人の色」についての続きです💡
▼ 前回の記事
✦ ✦ ✦
赤は古代より、世界各地で
女性の最高の力、そして
美しさの象徴とされてきました。
でも、女性が赤を着なかった文化も
実はあるんです💡
【「赤=女性の色」ではなかった文化】
時代や文化によっては、
赤が女性の色として抑えられたり、
二面性をもって扱われたこともあります。
たとえば
中世ヨーロッパ
キリスト教社会では、
赤は「血」「情熱」「誘惑」の象徴とされ、
欲望をかき立てる危険な色として
特に貧しい女性や娼婦の色と
結びつけられることもありました。
けれど同じ時代、
聖母マリアの衣には深紅が使われ、
また貴族の女性たちは、
高価な染料で染めた鮮やかな赤を
好んで着ていました。
赤は「罪」であると同時に、
「愛」や「高貴さ」の象徴でもあったのです💡
イスラム
イスラム文化圏の一部でも、
「慎み深さ」という社会的価値観のもとで、
派手な赤は
女性らしさ(=本能)のアピール
と見なされ、
日常では意図的に避けられました。
そのため、青や緑など、より控えめな色が選ばれました。
つまり人は、赤が持つ
女性の生命力や性的魅力
という本能的な力を恐れ、
信仰や社会のルールで抑え込もうとしたけど…
それでも、
どうしても手放すことはできなかった。
それほどまでに
赤は女性の本能に深く結びついた色
だったのです![]()
✦ ✦ ✦
【赤って、どこからどこまで?〜「美人の色」の境界線】
本能的に女性らしさを感じる「美人の色=赤」。
けれど、赤系統の色なら何でもいいわけではありません。
この色の境界線は、
「生命力」と「情熱」のサインに
どれだけ近いかで決まります。
人間が本能的に女性の魅力を感じ取るのは、次のような赤です。
純粋な赤(真紅、スカーレット)
生命の源である血の色と情熱を、最もストレートに表す色。
普遍的な「美人の色」です。
ピンク
若さと健康的な血色を象徴する色。
自然な肌の赤みに近く、
「若さ=繁殖力のポテンシャル」を本能的に伝えます。
ローズ〜ボルドー
血の深みを保ちながら、
成熟した女性の深さや官能を感じさせる色。
大人の色気や、経験を積んだ重厚な美しさを際立たせます。
純粋な赤〜やや紫寄りのバリエーションが
女性的な赤がであるのに対し、
オレンジ寄りの赤(朱色など)は、
「美人の色」としての本能的な結びつきがやや弱くなります⚠️
オレンジ寄りになればなるほど、
血の色よりも、太陽や火といった
エネルギーが外に向かう男性的なイメージが強くなるため、
赤系統であっても、本能的に女性らしさを感じる色とは
いいにくくなるのです。
「美人の色」としての赤は、
生命の根源である血の色と情熱の範囲に留まるほど、
本能に強く響くのです![]()
✦ ✦ ✦
【赤は、時を超えても色褪せない、永遠の「美人の色」】
赤は単なる色ではなく、
人間が本能的に女性らしいと感じる色。
そして、女性らしさが極まった人が美人とされているなら、
この最強色を使わないという手はありません✨
古代の女神や中世の貴族、劇のヒロインだけでなく、
私たちだって、赤を身につけることで
本能を刺激する美人に…♡
もちろん、普段は
着ていて気分の良い色を着るのがベスト![]()
だけど、ふと気分を変えたくなったときや
女性らしさをプラスしたくなったときは、
あなたも上手に赤を取り入れて
内に秘めた最高の魅力を解放してみませんか?
美の本質や普遍的な女性らしさをもっと知りたい方は、
MokaのInstagramで【美人軸】についても
ぜひチェックしてみてくださいね💫
✦ ✦ ✦
今日もここまで読んでくださりありがとうございます![]()
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赤は、美しさの本能を呼び覚ます色|美人の色(前編)
【美人の色】前編 「赤は、美しさの本能を呼び覚ます色」
こんにちは、Mokaです💎
突然ですが、
美人の色と聞いて、どんな色を思い浮かべますか?
鮮やかなパステルカラー?
それとも、自分に似合うパーソナルカラー?
いろいろな答えがあると思いますが、
私はこれを、
人間が本能的に感じ取る「女性の色」
だと考えています。
なぜなら、
美人とは、女性らしさが極まった人だから。
女性らしさの本質は、生命を生み出す力。
世界中どこでも、
その力が強く感じられる女性ほど
「美しい」とされてきました。
つまり、美人とは、
男性が本能的に惹かれ、
女性が本能的に憧れや競争心を抱くような、
繁殖に有利な要素を備えた女性。
生命を生み出す力を
最もわかりやすく示す色が血の色=赤。
だから、赤は古くから
女性の最高の力、
そして美しさの象徴とされてきました![]()
【古代から続く、女性の根源的な価値】
世界を見ても、赤が女性性の最高の価値と
結びついていたことがわかります。
古代エジプト
最高の生命と母性、再生を司る女神イシスの象徴として
赤が神聖視されました。
赤は、女性が持つ根源的な力(母性や繁殖のエネルギー)を
表す色とされていました。
古代ギリシャ
アフロディーテが象徴する「愛と美」の力が赤に重ねられ、
赤は情熱と女性の魅力を映す色として受け継がれました。
日本(古代〜近世)
晴れの場での格の高さと美しさを表現するために
赤が選ばれました。
赤は、豊かな生命力と若さを視覚的にアピールする色であり、
女性としての最高の価値を象徴しました。
【 歴史を通じた魅力のアピールと定着】
こうした「赤=女性らしさ」の象徴は、
時を超えて私たちの中に残っています。
たとえば伝統芸能や演劇では、
主役級の情熱的で魅力的な女性
(ときには悪女の役さえも)が
赤い衣装で登場し、観客の視線を集めます。
また、健康な血色を再現する方法として、
唇や頬に赤色を塗る風習(メイク)が
昔からありますよね。
それだけ赤は「美人の色」なんです![]()
▼後編につづく
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