ビットマイン、イーサリアム財務運用プラットフォームに向け2億5,000万ドル調達
ビットマイン、イーサリアム財務基盤構築に向け2億5,000万ドル調達ビットコイン・マイナー、ETH領域に戦略転換【ブルームバーグ】— ビットコインマイナーのビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは、イーサリアムを活用した企業財務管理プラットフォームの立ち上げに向け、2億5,000万ドル(約400億円)の資金調達を実施した。同社は1株4.50ドルで普通株式約5,555万株を発行。取引は規制当局の承認などを条件に、今週木曜日に完了する見通し。今回のラウンドはMOZAYYXが主導し、ファウンダーズ・ファンド、パンテラキャピタル、ファルコンX、クラーケン、ギャラクシーデジタル、DCGなど複数の著名投資家が参加した。ビットマイン会長のトーマス・リー氏は、「ステーブルコインは仮想通貨業界のChatGPTだ」と述べ、イーサリアムがステーブルコイン決済基盤として恩恵を受けるとの見方を示した。 「イーサリアムはステーブルコイン取引の主要なプラットフォームであり、ETH価格はその成長とともに上昇するだろう」と語った。企業のETH財務戦略が加速今回の動きは、企業によるイーサリアム活用の財務戦略拡大を反映したものだ。数週間前には、スポーツベッティング企業シャープリンク・ゲーミングが約4億6,300万ドル相当の17万6,271ETHを購入し、上場企業として最大のETH保有者となった。同社はイーサリアム共同創設者ジョセフ・ルービン氏を取締役会会長に任命している。ビットコインのロゴで知られるビットマインも、今回の発表によりビットコイン偏重の財務戦略から一部転換し、イーサリアム領域への進出を明確にした。イーサリアム財務インフラ市場の拡大今回の調達と事業方針転換は、ステーブルコイン経済圏の拡大や企業財務のトークン化といったトレンドに沿うもので、ETHがデジタル経済における基盤資産としての存在感を高めていることを示している。ビットマイン、仮想通貨財務戦略でETHを重視 BTC保有は業界62位にとどまる【ブルームバーグ】— ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは、長期的な資産形成を目的として、ビットコインおよびイーサリアムネットワークへの投資に注力している。同社は発表資料で、自らを「長期投資型の仮想通貨蓄積企業」と位置付けた。仮想通貨保有データベースBitcoinTreasuries.NETによれば、同社の現在のビットコイン保有残高は約154BTC(約1,700万ドル)で、企業保有ランキングでは62位となっている。今回のイーサリアム基盤構築に向けた2億5,000万ドル調達は、これまでのBTC偏重戦略からの転換を示唆する動きとみられる。マイナー各社で進む戦略転換こうした動きはビットマインに限らない。仮想通貨マイニング企業ビット・デジタルも先週、BTCマイニング事業の段階的な縮小および売却を発表し、調達資金をイーサリアム購入に充当する方針を示した。発表後、ビット・デジタルの株価は市場で警戒感を誘発し、当日で約4%下落。その後も下落基調が続き、5日間で累計19%安、直近24時間では約15%安と急落した。仮想通貨マイニング企業、収益モデルの再構築へマイニング市場全体では、ビットコインの半減期通過によるマージン圧縮や、電力コスト上昇、規制強化などを背景に、従来のマイニング中心モデルから仮想通貨財務管理やステーキング、DeFi運用など新たな収益源の模索が進む。こうした動向は、マイニング企業が「単なるBTCマイナー」から、より幅広い仮想通貨ネットワーク・オペレーター」や「デジタル資産マネージャー」への脱皮を図る流れを示している。