駆け出しWEBマーケター、社畜のクリプ太郎です。
日産がメタバースで購入・契約できるサービスをトライアルで開始しました。
https://www.nissan.co.jp/HYPELAB
日産自動車は2023年3月8日よりメタバースでの自動車販売を開始する。3カ月の実証実験であるが、自動車販売は新しい時代に突入する。
今回オープンした「NISSAN HYPE LAB(ニッサンハイプラブ)」では、メタバース空間上で車種やグレードの検討から販売員との相談、見積もり、購入までをワンストップで行える。
販売員に相談できる本格メタバース販売
2021年11月にメタバースにバーチャルショウルーム「NISSAN CROSSING」をオープンして以来、日産サクラのお披露目会や試乗会などメタバースを使ったPR活動を積極的に行ってきた日産自動車が、さらに一歩進んでメタバース上での自動車販売を開始する。
今回の販売サービスは日産が独自に開発したメタバース空間NISSAN HYPE LAB上で行う。ログインするには日産グループ共通IDであるNISSAN IDが必要だ。
HYPE LABには、PCやスマートホンからアクセスする。VRヘッドセットには対応していない。一般的な3Dゲームと同じ操作法で仮想世界に作られたショールームで自動車を見たり、さらに個人ごとに割り当てられた「パーソナルルーム」(個室)でカラーバリエーションや内装のカスタマイズを試したり、バーチャルスタッフ(販売員)と細かい相談や見積もり、販売契約まで行うことができる。
24時間いつでもアクセスできるが、販売員がいるのは11:00から20:00の間だ。このためのトレーニングを受けた日産東京販売の営業スタッフ9名が交代で担当する。販売員が空いていればすぐ話せるが、空きがないときは予約を入れておくこともできる。
会話は自分のパーソナルルームで、文字チャットとボイスチャットの両方が使える。
今回の実証実験では、メタバースのショールーム内には、フェアレディZ、エクストレイル、サクラ、アリアの4車種が展示されている。
個人ごとのパーソナルルームでは、エクストレイルとサクラの2車種を細かく検討できる。コンフィグレーター機能で車体や内装のカラーリングを変更してみることができる。
表示されるクルマのCGは、開発のCADデータを元にしているので再現性も高い。
グレードや色を選択できたら「360°ドライビングビュー」でメタバース空間内を走行させてみることもできる。外部視点と運転席からの視点の両方を確認できる。
さらに実車に乗ってみたくなったら試乗予約もここから直接できる。
エクストレイルとサクラ以外の車種についても、販売員に相談すれば外部のWebカタログを表示する機能を見ながら説明を受けることもできるそうだ。
今回販売を担当するのは日産東京販売なので、東京以外の地域のユーザーが訪れた際は、居住地に近い販売店を案内してくれるとのことだった。
単なる販売サイトではない
開発を担当した日産自動車Japan-ASEANデジタルトランスフォーメーション部部長山口稔彦氏によると、メタバースで自動車販売を開始する理由のひとつに、販売店への来店回数の減少があるという。
近年では購入に至るまでに1回か2回程度しかない。
多くはインターネットで調べてから来店するが、一方で「もっと気軽に相談したい」という潜在ニーズがありつつ、「買う気がないのにお店に行ってはいけないのではないか」などの思い込みから、来店へのハードルが高くなっている。
また、お店に行きたいと思っていても、平日仕事が終わってからでは閉まっていたり、週末の他の用事があって行けないという人たちもいる。
メタバースに期待しているのは、いつでもアクセスできる利点と気軽に相談できる仕組みを組みあわせることで、上記の潜在ニーズをくみ取る新しいタッチポイントになることだ。
また、お店は家族や友人と行くことが多いが、Web検索はひとりでやる。メタバースなら、そこを待ち合わせ場所にして家族や友人と一緒にクルマを見ることもできる。ここをユーザー間のコミュニケーションの場としても使って欲しいという。
今回は販売まで一気通貫で可能とする実証実験だが、販売目標台数を問われると、「社内的な目標はあるが公開できない。むしろ、いかに多くの人に体験して貰うかが大事」との回答。
なおメタバースなので、理論的には何人でもアクセスできるはずだが、人が多すぎるとクルマを見ることができなくなってしまう。同時接続の人数は最大でも100人くらいに搾りたいとのことだった。
今回は3カ月の実証実験で、その経験を元に本格的なサービスインを目指す。日本で成功すれば、山口氏の担当領域であるASEAN(東南アジア諸国)にも広げてゆきたい。また、米国などその他の地域からも引き合いがあれば提供していきたいそうだ。
名称:NISSAN HYPE LAB
URL:https://www.nissan.co.jp/HYPELAB
実証実験期間:2023年3月8日11時00分~6月30日
対応端末:PC、スマートフォン
参加費用:無料
バーチャルスタッフ対応時間:11時00分~20時00分(全日)
スタッフ対応言語:日本語






